初の海外ツアーでの手応え、そしてオースティンへ

【日本初インタビュー】世界が注目する日本人サイケバンド・幾何学模様、バンド結成から最新作リリースまでを語る interview160512_kikagakumoyou_3

ーー2013年の9月の初の海外ツアーはどんなものでしたか?

とりあえず呼ばれたからオーストラリアに行ったんです。ブリスベンのDreamtimeというサイケバンドが招いてくれたんですが、10日間でメルボルンからはじまって7、8都市をまわったんですが、自分たち的には最初のライブは緊張しててどうだろう? って感じだったのが、割と反応がよくて、それが自信になって、段々自分たちのパフォーマンスもよくなっていくのを感じられたんです。演奏云々というよりは、自分たちの勢いとかバンドの見せ方、振る舞い方みたいなものを学べた気がしますね。そのときから今でも変わってないことなんですけど、ライブの曲順とかも直前まで決めないんです。ジャムから発展させていって、そのときの空気で演奏するようにしています。このツアーでバンドの方向性が固まりましたね。

ーーツアーから帰ってきて2ndのレコーディングに入ったんですよね。

そうですね。しかもこのあたりからバンドメンバーで一緒に暮らし始めて、毎日がツアーみたいな日々を過ごすようになったんです。そういったこととか、バンドの方向性もオーストラリアで固まったということもあって、1stはとにかく「衝動」を音にした感じだったんですが、2ndはメンバーが持っているイメージを音にしていくという感じでしたね。しかもそのタイミングで狙っていた<Austin Psych Fest>から声がかかって、それもあって2ndの制作に取り掛かったという。

Kodama(2nd Album『Forest of Lost Children』)

ーー目指していた<Austin Psych Fest>での感触はどうでした?

まずオースティンの前にも、砂漠でやる<Desert Daze>というフェスやL.Aのサイケフェスにも出演して、自分たちに対してそこまで興味のないお客さんに、2ndの楽曲も含めた上で、どういうパフォーマンスをすべきなのかっていうのが分かってきたっていうのと、広大なアメリカをバンでツアーするという経験を経て、バンドとして強くなった気がします。オーストラリアのときは、何も分からないまま終わってしまった感もあったけど、目標としていた<Austin Psych Fest>のステージに立ったこととか、いくつかのフェスに出て色んなアーティストと見たり、接したりしたことで、自分たちにもプロ意識が生まれました。あと嬉しかったのは、<Austin Psych Fest>のときのことなんですけど、終わった後にスタッフから聞いたんですが、ライブ後のレコードとTシャツの売り上げが3日間で一番多かったらしくて、一回のライブで自分たちに興味を持ってくれた人がたくさんいたんだなと。ここまで来たんだなという達成感はありました。そこからUKツアー(2014年)・EUツアー(2015年)を経て、色んな国、場所で演れたことで、今の「幾何学模様」が形作られていったと思いますね。

Live in Copenhagen, May 28th, 2015

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