【インタビュー】一夫多妻制アイドルユニット「清 竜人25」。痛快にして爽快な計画解散に迫る! interview_kiyoshiryujin_1_4-700x933
Photo:Press

「キャラを作っていたり、演じていたりしたら、きっとこのユニットは成り立ってなかったかも」(清 優華)

【インタビュー】一夫多妻制アイドルユニット「清 竜人25」。痛快にして爽快な計画解散に迫る! interview_kiyoshiryujin_1_5-700x933
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「6人で一つのものを創り上げる、そんな意識は常に持っていたかもしれません。」(清 亜美)

——このプロジェクト自体、コンセプトから毎度の話題、解散に向けてのプロセス等々、用意周到だった印象があります。全てキチンと最初にシナリオを用意して、時々アドリブやアクシデントが交わりつつも、みんなが演じ切った感が凄くあるんです。

竜人 しっかりとしたコンセプトやプランニングを以て都度動きましたからね。じゃないと自分的にも、お客さん的にも途中でぽしゃったり、興味が失せちゃったりする懸念もあったので。その辺りはプロの自覚を持って挑みました。まっ、中にはそれ通りにはいかず、紆余曲折もありましたが(苦笑)。

——この3年間の自身での成功率や満足度は?

竜人 95点ぐらいですかね。元々これまでの自分の活動とは対照的に、ポップなものや大衆的なものを作りたくて始めたグループだったんで、そういった点では目標は達成出来たかな。

——私が思う25の面白さは、竜人さんという絶対且つ才能のある方がいつも、それを100%自身でやらずに、あえて余白を残して、そこに他者を交えることでの相乗効果や化学変化を生み出していったところでした。

竜人 舵とりを主に考えながらも、コンセプトである、大衆性やポップさ、それと一夫多妻制というコンセプトを標榜したが故のマニアックになり過ぎたり、コアなファンがつき過ぎないようにしたいとは常に考えてました。ただでさえ、これまでのアイドルにはなかったコンセプトだったりもしたので。ややもするとひっちゃかめっちゃかになっちゃって、やりたいことが見えなくなっちゃう。そこだけは避けたかったんで。あと、もしこのメンバーたちの歌や踊りがもっと完璧だったら、逆にポップになってなかっただろうなって。

——ちょっと素人っぽいところがポップさを生み出した要因だったと。

竜人 ビヨンセみたいに上手く歌っちゃうとポップにならないじゃないですか。“おおっ、スゲエ!!”で終わっちゃう。ある程度稚拙だからこそ大衆的になるわけで。そこを前提にオーディションもしましたからね。

亜美 私たち、可愛さや愛嬌でその辺りをカバーしてましたから。

美咲 愛嬌大事ですよ。アイドルですから。

咲乃 個性が各メンバー違うんで、全然かぶらなかったし。そのまんまの自分で、特に演じてやってこなかったんで、自分たち的には気が楽なところもありましたね。

可恩 もう素がみんなこのまんまですから。

優華 キャラを作っていたり、演じていたりしたら、きっとこのユニットは成り立ってなかったかもしれませんね。

亜美 そうそう。常に超自然体で挑めたもんね。

竜人 他のグループと違って競わせないし、順番もないですからね。「番号はあるけど、そこに順番や優越があるわけじゃない」と最初から説明していたし。博愛でみんなで仲良くする、そこから始まってますから、このグループは。それって見ている側はいいんですけど、グループ内での切磋琢磨はなくなりますけどね。

亜美 6人で一つのものを創り上げる、そんな意識は常に持っていたかもしれません。

竜人 だけど結果的にその方がグループでの総合点は上がっていきますから。