日本の首都・東京が
本当に“眠らない街”になってしまった!

なさん、毎晩しっかり眠れていますか? 冬休みはしっかり睡眠とれましたか!!!? 2020年オリンピック開催地として東京が大抜擢され、今年2月のソチ・冬季オリンピックでも日本人選手への金メダルの期待が高まっています。しかし! スポーツ界で華々しく金メダルを獲得する日本は、実はあるポイントで「金メダルに遠く及ばない国」という実態があります。それこそが睡眠ナノデス!!!

スウェーデン発、世界最大の家具販売店「イケア」では2013年9月にロンドン・ストックホルム・ニューヨーク・パリ・東京の5都市において、20歳以上の男女1040名に対して『睡眠と生活に関する意識調査』をインターネットを通じて実施。その結果、睡眠満足度や日中の暮らしに感じる満足度が東京はまさかの最下位に! 東京在住者は睡眠と日中の行動への関係性に対する意識が希薄で、起きている時間に対する満足度も低い事が判明。なんと、その睡眠不足によって日本にもたらした経済損失額は4757億円(2012年度)・・・! “睡眠後進国”のレッテルを貼られてしまったのです。。

サミット会場内でアンケートをとった結果、ここでも睡眠があまり取れていない人多数!

そんな悲報を聞きつけた編集部は、イケアが眠りへの関心と質の高い眠りの重要性を提唱する活動の一環として開催した<睡眠サミット>へ参加してきました。この事実&対策を受け止めて、2014年はしっかり眠れる年(都市)を目指しましょう!!!

もくじ:
PART1. 睡眠時間・睡眠満足度の国際比較
PART2. 東京は睡眠環境の後進国?
PART3. 睡眠満足度と睡眠不足による経済損失額の関係
PART4. 満足のいく睡眠をとる方法は?
PART5. 日本の睡眠事情を本気で変える!

めざせ、眠りの先進国!
日本の首都・東京の“睡眠”に関する意識調査 〜結果発表〜

※イケア調べ(%数値は四捨五入)

ナビゲーターにイケア・マーケティングマネージャーのサリ・ホロパイネンさん。

PART1. 睡眠時間・睡眠満足度の国際比較
〜約50%が睡眠に不満を抱え、睡眠時間も短い“眠っていない街・東京”〜

Q. 1日あたりの睡眠時間はおよそ何時間ですか?
1位 パリ(8.9時間)
2位 ストックホルム(8.3時間)
3位 ニューヨーク(7.9時間)
4位 ロンドン(7.7時間)
5位 東京(7.3時間)
★東京はパリと比較して1.6時間も睡眠時間が短い事が判明。

Q. 現在、自分の睡眠のとり方に満足していますか?
1位 ロンドン(満足75%・不満足25%)
2位 ストックホルム(満足71%・不満足29%)
3位 ニューヨーク(満足70%・不満足30%)
4位 パリ(満足69%・不満足31%)
5位 東京(満足53%・不満足47%)
★東京はロンドンの約2倍の割合で睡眠への不満を感じている。

次ページ:PART2. 東京は睡眠環境の後進国?
〜寝室環境の充実度が睡眠満足度や“起きている時間”の満足度に関係〜