マーベル作品『ファンタスティック・フォー』やロバート・ロドリゲス監督作品『シン・シティ』などに出演し、セックスシンボルとしても知られるジェシカ・アルバが、映画の撮影中にある驚きのルーティンを行なっていることを明らかにした。

嫌いなセックスシーンの直前はテキーラのショットを飲む

アメリカの人気ポッドキャストに、夫で映画プロデューサーのキャッシュ・ウォーレンとともに出演した彼女は番組内で、セックスシーンを撮ることは彼女にとって「不快」であることを明かした。

その理由として「大抵知らない人と撮ることになるからものすごく不快」と見知らぬ人間とそうした擬似行為をすること自体が苦手だと説明している。また、「もしそういうこと(セックス)を誰かとすることを選んだとしたら、それはとても親密な関係なのよ。誰かの上で息をしてるから、そこにはその人のすべてがあるの。肌の匂いも嗅ぐことになるし…… そういうことをしようと思う人は、たとえしてるフリだったとしても選びたいわ」と撮影中の気持ちを吐露している。

Sin City 2 ー Extended Trailer

さらにセックスシーンを撮る前は必ずテキーラのショットを飲んで撮影に臨んでいることも暴露した。「100%プロフェッショナルじゃないことはわかってるの」としながらも「15〜6時間そんなことをしなくちゃならないの。ことによっては毎日毎日同じことを繰り返して、同じシーンを撮り直さないといけない。このアングル、あのアングル、このアングル、あのアングルって、何度も性的な関係をピークに持ち直さないといけないの。しかもそこにはいろんな人がいるしね。ふたりっきりなんてことは絶対ないんだから」と飲まずにはいられない気持ちを吐き出している。

映画でのセクシーな表現の裏側には、目に見えない努力が隠されているようだ。きっと女性のほとんどが彼女と同じ想いをしながら撮影しているはず。そう思えば、我々鑑賞する側ももっとセックスシーンに真摯に向き合う必要があるのかも……