◼︎日本初上陸の舞台となるのは、音楽ファンお馴染みのあの場所

読者の中には、<BIG BEACH FESTIVAL>で行われたレッドブルのド迫力なフライト・パフォーマンスを目撃したことがある人もいるかもしれません。何を隠そう、あのパフォーマンスこそが<レッドブル・エアレース>のためのテスト・フライトであり、デモンストレーションでもあったようです。というわけで今大会の舞台は、<BIG BEACH FESTIVAL>や<サマーソニック>、<StarFes.>といった音楽系のビッグ・イベントでもたびたび使用される千葉県千葉市美浜区の幕張海浜公園。日本一の長さ(4,320メートル!)を誇る人工海浜は、白砂青松の景観や富士山、東京スカイツリーを背景に東京湾を一望できる絶好のロケーションでもありますが、レッドブルが再びこの場所を選んだのには理由があります。

BIG BEACH FESTIVAL ’11 (Report Digest)

まず、千葉市は首都圏に位置し、成田空港と羽田空港の日本最大の2つの国際空港の中間に位置しており、成田空港から車で最短20分というアクセスの良さが魅力。幕張には徒歩圏内にホテルやレストラン、ショッピングモールなども充実しているため、国内外のレーサーや訪問客が快適に過ごすための機能性は申し分ありません。そして意外と知られていないのが、千葉市は日本における“民間航空発祥の地”だということ。なんと、日本で初めての民間飛行場が開設されたのが市内の稲毛海岸だったそうで、稲毛海浜公園内には稲毛民間航空記念館も存在しており、これ以上<レッドブル・エアレース>に相応しい場所は他にないでしょう。

次ページ:スポーツの「エミー賞」も獲得した、究極の3次元エンターテインメント