マ、マ、マリリン・マンソン……だと……

これまで助っ人外国人は選ばないようにしていたんですね。なぜなら外国人選手が洋楽を選ぶのは当たり前のことですから。でもマソソソ・マソソソさんを選ばれたら紹介せざるをえません……。

▼Marilyn Manson – The Beautiful People

今年から、手薄だった東京ヤクルトスワローズのリリーフ陣を救うべくやってきたオンドルセク選手。助っ人なのにマリリン・マンソン。ギャップ萌えとはこのことだったのか。なんでも、登板の際に乗るリリーフカーがお気に召さず乗っていないとのこと。解決方法はただ一つ。竹馬、乗りましょう。

どうしてそうなった。超絶個性的な登場曲。

室井警視監も唸る。山井選手の選曲

▼ドラゴンズ 山井大介打席登場曲『Rhythm and Police/松本晃彦』

中日ドラゴンズのピッチャー、山井大介選手が選んだのは、大ヒットシリーズ『踊る大捜査線』のこの曲でした。球場で聴くのも緊張感が出ていいですね。山井選手といえば、2007年の日本シリーズにおいて、8回まで一人のランナーも出さない完全試合の快投をしていたにもかかわらず、9回に交代をさせられた、いわゆる「完全未遂」がありました。ファンからは賛否両論。当時は交代反対派の声の方が大きかったと記憶しています。しかし、プロ野球の監督経験がある方々はみな落合監督の決断を支持し、何よりも山井選手自身が、抑えの岩瀬選手への交代を支持していました。だとすれば我々が口をはさむ余地はありません。事件は会議室で起きてるわけでも、ブラウン管の前で起きているわけでもなく、マウンド上で起きていたわけですから。

もしかして、キレてます?

▼【パワーホール】「長州力」入場曲 Riki Chōshū

あれ? あ、間違えた。プロ野球の登場曲調べてウトウトしていたら、いつの間にかプロレスの登場曲調べていた。そろそろ寝よう。ベッドへなだれ込む。朝起きてコーヒーを入れつつ、パソコンをつける。昨日の続きからってどこからだっけ。えーっと……。って間違えてないやないか―い! え? 何? キレてないっすよ! というわけで、横浜DeNAベイスターズの東野峻選手が選んだ登場曲は、プロレス界のレジェンド、長州力の登場曲です。さ、最高過ぎる……。東野選手は大のプロレスファンらしく、この“パワーホール”を目覚ましにしていたとか。そして、今回調べて分かったのが、東野選手は長州力の個人事務所とマネジメント契約を結んでいるという事。よっぽど好きなんでしょうね。

巨人からトレードでオリックスへと渡り、そこでも戦力外通告を受け、現在ベイスターズに在籍する東野選手。ここで拾ってくれたベイスターズに恩返しをしたいところです。憧れの長州力もきっとこう言葉をかけるはずです。「おい東野。お前がここでアレしなけりゃアレがもうアレでアレになっちまうぞ。なあ!」

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