2002年の創業以来、ダウン専業のファッションブランドとして高いステータスを守り続けているイタリア発の『デュベティカ(DUVETICA)』。そのブランド名に込められた志の高さと、国境を越えたものづくりへの信念をたずねた。

伊・仏・日で追及する“ダウンの倫理”

青山通りに面したスパイラルホール脇の路地を入ったところにある『デュベティカ アオヤマ ストア トウキョウ(duvetica aoyama store Tokyo)』は、2010年10月にオープンした『デュベティカ』世界初の旗艦店だ。白一色の内装と水平基調のシンプルなインテリアは、まるで美術館のような造りだ。

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『デュベティカ』は、2002年にイタリアのヴェニスで生まれたダウン専業ブランドだ。たとえばシューズブランドでもアパレルラインを打ち出すのが常識化している中、アウターで専業を名乗るのはなかなか珍しい。その潔さはブランド名に表れている。“duvet”はフランス語でダウンを指し、“etica”はイタリア語で倫理または道徳。二つの単語の組み合わせが意味するところには“ダウンの倫理”という深長かつ真摯な志が潜んでいる。

ではなぜフランスとイタリアなのか。まず、ファッション業界で長く活躍してきたイタリア人のジャンピエロ・バリアーノ氏が創業者であり、フランスで採れるヨーロッパ最高級のグレイグースダウンのみ使用していることと、ダウンとしての機能性を高いレベルで発揮させつつ、街で着るべきデザインセンスをイタリアに求めたことを由来にもつ。

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さらに、国境を越えるという点では日本とも縁がある。『デュベティカ』は最初のマーケットに日本を選んだのだ。

2002年創業の翌2003年に製品販売を開始し、そこから2005年までは日本市場でしか売られなかった。なぜなら日本は、和服という伝統的な衣服をベースにヨーロッパやアメリカのファッションを受け入れてきた、他の文化とは異なる美意識を持ち得ているから。そんな独特なマーケットで鍛えられることを望んだのも、まさしくダウンの倫理を追求する『デュベティカ』の信念に基づいた行動だったと言えるだろう。

スポーツブランドにはないファツションブランドとしてのこだわり
「必ず手放せない一着になるでしょう」

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photo by 横山マサト
text by 田村十七男