フジロックフェスティバル’15(以下、フジロック)>のタイムテーブルも発表され、いよいよ回る順番を考えながら、自分だけのマイタイムテーブルを制作している時期でしょうか? しかしあれだけたくさんのアーティストが出演しているとなると、どうしてもどれを観ようか、ご飯はいつ食べようかなど、迷ってしまいますよね。そこでワレワレQetic編集部と音楽ライターが<フジロック>3日間の過ごし方を紹介! 起床時から、ご飯のタイミング、二日酔い対策など完璧なシュミレーションをしました。また、<フジロック>おすすめフードも紹介しているのでぜひ参考にしてみては?

フジロック'15 俺(私)ならこう過ごす!3日間の楽しみ方 music150717_fujirock_stone

text by Daiki Hayashi

体力をセーブしつつ後半はロック〜ダンスの流れを楽しむ【DAY 1】

おすすめアクトTOP 3

1. RUDIMENTAL(ルダメンタル)
2. DRENGE(ドレンジ)
3. KITTY, DAISY&LEWIS(キティ・デイジー&ルイス)

おすすめフード

・「井の頭ナムチャイ」のカオソーイライス

二日酔い対策からはじまる1日目

1年ぶりの<フジロック>とあり、大抵前夜祭から久々のフジロッカー友達との再会で飲み過ぎてしまうケース多し。さらにこれから3日間過ごすということも考え、まず朝起きてやることと言えば、二日酔い対策&体力をセーブしつつ行動します。毎年オアシスのどこかで購入したうどんを食べてコンディションを整えているのですが、どうやら今年は場外ショップ・エリアに「吉そば」が出店するという情報をキャッチしたので、今回の妄想モデルプランでは、まずは立ち食い蕎麦@フジロックを初体験。また、アルコールを飲む過ぎてしまうと水分不足となるため、会場の至るところにあるポカリスエットのブースでポカリを購入し、こまめに水分補給も鉄則です。

フジロック'15 俺(私)ならこう過ごす!3日間の楽しみ方 music150717_fujirock_board

身体に優しい<フジロック>の過ごし方

1日目ということもあり、まずは思い切って奥地へ。お目当ては12時10分からのチャラン・ポ・ランタン@フィールド・オブ・ヘヴン。2012年に<フジロック>に出演した際には3日目の大トリ=レディオヘッドの裏で苗場食堂に出演した際にまさかのレディオヘッドの“Palanoid Android”をカバーしたことでもすごく盛り上がったとか。ということで、「今回も<フジ>ならではのカバーもやるの?」ということも期待しつつ、チャラン・ポ・ワールドを楽しみたいなと思います。そこからさらに奥地に進み、毎年恒例のビッグ・ウィリーズ・バーレスクを観に会場一番奥のカフェ・ド・パリへ。セクシーなお姉さま方がウィリーら演奏者たちへお茶目にイタズラして色気をふりまくショウは何度観ても楽しめるものです。でも今年は「ビッグ・ウィリーズ・バーレスク・ウィリー・ゴーズ・レゲエ」といつもとは異なる名義でのライブなので、ジャジー&ブルージイだったショウがどんな変化を遂げているかが気になるところ。フェロモンむんむんなテントを過ごしたら途中でアツくなってくると思うので、ベン&ジェリーズのアイスクリームでクールダウン。普段は100円以下の安売りアイスでケチっていますが、<フジロック>は年に1回のお祭りなので、欲望の赴くままにアイスも奮発しちゃいますよ(笑)。

途中のアイス休憩を挟みつつのビッグ・ウィリーを堪能した後にはフィールド・オブ・ヘヴンへと戻り、井の頭ナムチャイの「カオソーイライス」で腹ごしらえ。昨年食した<フジロック>ご飯の中でも個人的に第一位を記録し、グルメレポには“ココナッツが効いた甘い汁にパクチーの香り&野沢菜のしょっぱさがバランス良く楽しめる絶品グルメ”と表現していたあの味と、1年ぶりの再会を果たしたいなと思っています。さて、満腹中枢が満たされたところで、<フジロック>最強のお昼寝スポット、ジプシー・アヴァロンのステージ裏手にひっそりとあるハンモック・エリアにGO! 木立に囲まれ直射日光を避けながら風が吹き抜け、昼寝するにはうってつけ。靴を脱いで横になるだけで歩き疲れた足も癒すことができるので、他のエリアでごろ寝するよりも体力の回復度が全然違うんですよ、これが。

チャラン・ポ・ランタン/貴方の国のメリーゴーランド (ちょっとだけショートヴァージョン)

夕方から本気出す! ロックで燃え尽きダンスも楽しむ

ある程度身体が回復したところで、ロック祭りへ突入! まずは15時50分からのドレンジ@レッド・マーキー。彼らの不穏で激しいギターリフに痺れたい!! お次はグリーン・ステージのONE OK ROCK。今最も勢いがあると言っても過言ではない彼らが、国内・海外共にスタジアム級のアーティストたちが歴史に残るパフォーマンスを行ってきたグリーン・ステージにてどのようなライブを行うのか? とても楽しみです。ライブ終わりに即座にレッド・マーキーへと移動し、新作をリリースしたばかりのアッシュ。原点回帰した新作はじめ、往年のASH節の効いたメロディでむせび泣きたいところです。またまたグリーン・ステージでモーター・ヘッド⇨ホワイト・ステージでロイヤル・ブラッド⇨グリーン・ステージでフー・ファイターズ。モーター・ヘッドを観たらついぼ〜っと余韻に浸りつつフー・ファイターズをそのままグリーン・ステージ待つなんてパターンもあるかも? 7年ぶりのフー・ファイターズで骨抜きにされつつの、実は個人的に一番楽しみなトリ裏ルディメンタルを観にホワイト・ステージへ。近年UKチャートを賑わせていた彼ら、新作発売前とのことで新曲を一足先に聴けるのも楽しみです。そこでダンス・モードへシフトし、レッド・マーキー2日目深夜組のフルームジャム・シティ、あとは岩盤スクエアやパレス・オブ・ワンダーなどを行き来し、最終地点として、キティー・デイジー・アンド・ルイス@クリスタル・パレスへ。世界一美しいと言われている移動式テントでの彼らのヴィンテージ感溢れる演奏は間違いなく素晴らしい締めとなりそう。

Kitty, Daisy & Lewis – Full Performance(Live on KEXP)

text by Qetic・ヤーマネ

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