『ラップスタア誕生』出演で話題のItaqが2ndアルバム『Savior of Aquarius』を本日リリース！”Hyper KAMIOKANDE”のMVも解禁

ABEMA『ラップスタア誕生』出演で唯一無二の存在感を発揮し、波乱を巻き起こした21歳のラッパー・Itaqの2ndアルバム『Savior of Aquarius』が本日5月14日（金）にリリース。あわせて、収録曲“Hyper KAMIOKANDE”のMVも公開された。

Itaqの2ndアルバム『Savior of Aquarius』が本日リリース！

本アルバム収録曲“Hyper KAMIOKANDE”は、粗悪ビーツと制作した1stアルバム『委託』に収録された”Super KAMIOKANDE“の続編的作品であり、Itaqの人間性の変化や新しい時代を想起する心象風景がドラマチックに描かれている。プロデュースとミックスをItaq本人、マスタリングを塩田浩が担当している。

本楽曲のMVは「映像作家100人2021」にも選出され、オンラインイベント＜AVYSS GAZE＞のバーチャルワールドの制作も担当するJACKSON kakiが手がけており、VR空間創造プラットフォームのSTYLYを通じて中に入ることが可能な「Music World」と呼ばれる作品である点にも注目したい。

このMusic Worldはアルバムの中で語られている「思い描きはしたものの実際には建たなかった、あるいはまだ建っていない建物」を仮想空間に実現させたものであり、「宗教・宗派を問わないオンラインの礼拝所として利用して欲しい」とItaqは語っている。また、中心に浮遊する巨大なオブジェは、天使を新たな形で表現した像とのこと。

なお、本アルバムは、全編を通して一つの物語となるコンセプトアルバムの形式をとっており、19歳から21歳までという人間が子供から大人になるまでに通過する激動の時代をラップゲームへの意識や片思いの恋愛、社会による洗礼などのトピックを通じて鮮烈に描き出している。また、日本文学からの引用や、曲の歌詞によって伏線を張り、それを回収するなどの意匠がItaqと他のラッパーとの違いを示す重要な要素となっている。

本アルバムにおいてラッパーによる客演はなく、唯一の客演が元THE BLUE HEARTSのベーシストであり、Itaqと同じ信仰を持つ河口純之助であることも、さまざまなジャンルが溶け合う20年代のヒップホップシーンにおける必然性を感じさせる内容に。MVの世界観と本日発売のアルバムを心ゆくまで堪能しよう！

Itaq – Hyper KAMIOKANDE（MV）