ポイント②:ポップ・アイドルからアーティストへ!

それもそのはず、彼が『パーパス』で試みているのは、アイドルからアーティストへと転身すること。これまでも『ビリーヴ』でR&B路線に転向して、ティーン・アイドル的な作風からの脱却を図ってきたものの、今回の新作では楽曲がより作家性の高いものに変化。同時に歌詞では彼自身のパーソナルな部分を見つめ、どん底の中での経験や、破局したセレーナ・ゴメスとの恋愛、そして見つけた感情などをリアルにさらけ出しています。

お騒がせセレブとは言わせない!ジャスティン・ビーバーの活動に迫る music151113_jb_jkt

『パーパス』ジャケット

ポイント③:アルバム参加アーティストもフレッシュ&超豪華!

そうして完成したアルバムにはジャック・ユーのみならず、言わずと知れたヒップホップ・レジェンド=ナズ。カニエの〈G.O.O.D. Music〉とプロデューサー契約をしてリアーナの楽曲などを手掛けた後に待望のメジャー・デビューを果たしたトラヴィス・スコット。デビュー・アルバム『バッドランズ』が全米2位を記録した期待のシンガー、ホールジーらが集結。加えてiTunesではボーナストラックとしてアリアナ・グランデが参加したバージョンの“ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?”も収録。楽曲はどれも粒ぞろいで、豪華ゲストを迎え入れながらも、最終的にはジャスティン・ビーバーのアルバムになっているのはさすが。

Travis Scott – Antidote

Halsey – Ghost

Ariana Grande – Problem ft. Iggy Azalea

そんなジャスティン・ビーバーは12月に待望のプロモーション来日が決定! それに先駆けてMTVでも、歴代のMV集に加えて2012年6月にマレーシアで行なったライヴ映像や、テイラー・スウィフトと共に出演した人気ドッキリ番組『MTV Punk’d』、そしてどん底からの復活に背中を押した番組のひとつでもある『Roast』などを筆頭に、他では観られない豊富なコンテンツを使った特集番組が放送されるそう。何しろ新作がリリースされたばかりの絶好のタイミング。気になる人は、ぜひチェックしてみては?!

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