本日、2019年10月1日より、大貫妙子の記念すべきファースト・アルバム『Grey Skies』と、シティ・ポップの金字塔的名盤セカンド・アルバム『SUNSHOWER』の全世界配信がスタートした。Apple Music、Spotify、レコチョクをはじめとする世界中の配信サイトでダウンロード&ストリーミングが可能になる。

『Grey Skies』

Grey Skies』は1976年9月25日リリースのファースト・アルバム。シュガー・ベイブの活動を終えた大貫妙子が、山下達郎、細野晴臣、ティン・パン・アレー、矢野誠、坂本龍一らの協力を得て完成させた。

シュガー・ベイブ時代にライブで披露していた“時の始まり”“約束”“愛は幻”や、シュガー・ベイブ結成前に書かれた“午后の休息”が収録されている事もあり、シュガー・ベイブからの流れも色濃く感じられる。

大貫妙子、1st アルバム『Grey Skies』と2ndアルバム『SUNSHOWER』が全世界配信へ music191001-onukitaeko-1
『Grey Skies』

『SUNSHOWER』

SUNSHOWER』(1977年7月25日)は、2017年8月にテレビ東京系「Youは何しに日本へ?」にて、『SUNSHOWER』のアナログを探すために来日したアメリカ人の密着ドキュメントが放送された事をきっかけに大きな話題となり、アナログが度々再プレス化され完売し続けている。

フュージョン、クロスオーバーの要素をいち早くキャッチしたサウンドアプローチ、軽快なリズムとグルーヴが溢れる演奏が印象的な作品。CITY POP創世記の1枚として名高く、CITY POPを語る上で外す事の出来ない大名盤だ。

参加ミュージシャンも、STUFFのドラマー、クリス・パーカーをはじめ、坂本龍一、今井裕、大村憲司、松木恒秀、後藤次利、斎藤ノブ、山下達郎、細野晴臣、渡辺香津美、清水靖晃、向井滋春、鈴木茂、村上秀一、林立夫、松任谷正隆と最強の布陣。代表曲“都会”を始め、“SUMMER CONNECTION”“くすりをたくさん”“何もいらない”“誰のために”を収録。

大貫妙子、1st アルバム『Grey Skies』と2ndアルバム『SUNSHOWER』が全世界配信へ music191001-onukitaeko-2
『SUNSHOWER』

RCA移籍後の作品も

なお、今回の配信企画はレーベルを跨いだ企画となっており、上記PANAMレーベルの2作品と共に、RCA移籍後の以下6作品も10月1日から国内ストリーミング配信がスタート(国内ダウンロードは既に配信中)し、10月4日から世界DL&ストリーミングが解禁される。

配信されるのは3rd『MIGNONNE』(1978年9月21日)、4th『ROMANTIQUE』(1980年7月21日)、5th『AVENTURE』(1981年5月21日)、6th『Cliché』(1982年9月21日)、7th『SIGNIFIE』(1983年10月21日)、8th『カイエ』(1984年6月6日)。CITY POPムーブメントで再評価される大貫妙子の初期作品が配信で聴けるのは、非常に喜ばしい事だ。

大貫妙子、1st アルバム『Grey Skies』と2ndアルバム『SUNSHOWER』が全世界配信へ music191001-onukitaeko-3
『MIGNONNE』

<TOKYO CITY POP>

また、10月1日からCITY POPを世界に広めるキャンペーン<TOKYO CITY POP>がスタートする。Spotifyで<TOKYO CITY POP>という公式プレイリストが全世界公開され、大貫妙子“都会”を始めとした名曲を選曲。海外へはもちろん、日本の音楽ファンにも改めてCITY POPの魅力を発信する。

<TOKYO CITY POP>は観光庁の「令和元年度最先端観光コンテンツ・インキュベーター事業」の一環として、11月1日~4日に渋谷を中心として行われる「TOKYO ミュージック・ナイトアウト」という海外観光客向けインバウンド事業の中で、レコード店、ミュージック・バー、DJバー、クラブにて、様々な形で展開される。

大貫妙子 配信リンク大貫妙子 Official Home Page大貫妙子 official Twitter