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渋谷UPLINKにて10月9日(金)から『ブラジル・バン・バン・バン:ザ・ストーリー・オブ・ソンゼイラ 〜ジャイルス・ピーターソンとパーフェクトビートを探しもとめて〜』が上映されるにあたってジャイルス・ピーターソンにインタビューを敢行!

クラブ/ラジオDJ、レーベルオーナー、キュレイター等様々なアプローチで音楽を発信し、世界的にリスペクトされる音楽の伝道師=ジャイルス・ピーターソン。昨年はブラジル音楽をテーマにした新たなカヴァー・プロジェクト=ソンゼイラを立ち上げ、フローティング・ポインツやトゥ・バンクス・オブ・フォーの2人といったUKのトラックメイカー/プロデューサーと現地に向かい、10人を超える新旧の地元ミュージシャンたちとコラボレーションして作り上げた『ブラジル・バン・バン・バン』(14年)の発表も記憶に新しい。

今回、名曲カバーと新曲で綴られる本アルバム完成までのストーリーがドキュメンタリー映画として、10月9日(金)から1週間、渋谷UPLINKにて『ブラジル・バン・バン・バン:ザ・ストーリー・オブ・ソンゼイラ 〜ジャイルス・ピーターソンとパーフェクトビートを探しもとめて〜』のタイトルで上映されることが決定した! 世界で馳せるパーカッショニスト=ナナ・ヴァスコンセロスによるセッションや、伝説の女性シンガー=エルザ・ソアレスが涙しながら歌う奇跡の瞬間が刻まれている本作品。さらにはスラム街ファベーラ、サンバ誕生の地、ボヘミアンなラパ地区など、訪れる先々でジャイルスの視線を釘付けにした元気に駆け回り踊る子供達の姿と、そこから膨らむ“文化の継承と発展を担うブラジルの若者達への想い”も込められた、リオデジャネイロの歴史、未来、そして希望の音色が交差する70分となっている。

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本作の公開に先駆けて、8月7日(金)から10月1日(木)は、クラウドファンディングサイト「MotionGallery」にて日本上映の資金を募ることも発表された。募金に参加した人に向け、オリジナルグッズやジャイルス本人も参加するVIPカクテルパーティーへの招待などエクスクルーシヴなコンテンツが用意されているので、気になる方はインフォメーションからチェックしてみてほしい。なお、配給利益の半分はブラジルのストリートチルドレンに寄付。ブラジルの暴力、犯罪、社会的疎外と戦う児童や若者に向けたチャリティ基金「Luta pela Paz」を通じた活動となっている。

全音楽好きやブラジリアンカルチャー好き必見、公開にあたって既にトピックも盛りだくさんの本作に関して、Qeticではいち早くジャイルス・ピーターソンにインタビューを敢行。映画制作の裏話からブラジルに対する熱い想いまで語ってもらった。

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text by Qetic・Akane Ishida

Interview:Gilles Peterson

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——Qeticで前回ソンゼイラのアルバム『ブラジル・バン・バン・バン』がリリースされたタイミングにメールインタビューをさせていただき、その際にこの映画が上映されることを伺いました。そこから約1年以上が経ちましたが、映画を制作している間から完成されるまでの間、どのような想いがありましたか? また今、完成し、ジャイルス自身どのような気持ちでこの映画を迎えていますか?

映画の完成により、ソンゼイラというプロジェクトが非常に立体的になったと感じています。アルバムを制作する全ての過程を撮影できたので、ユニークで深みのある体験を皆さんとシェアできますからね。アルバム制作の準備の為に、リオデジャネイロに行ったのが2013年10月でした。マルコス・ヴァーリ、共同プロデューサーのアレシャンドリ・カシン(オルケストラ・インペリアル)と打ち合わせをして、フローティング・ポインツと一緒にエヂ・モッタの家にも行きました。そして2014年、ディル・ハリスとロブ・ギャラガー(トゥ・バンクス・オブ・フォー)を連れて再びリオに戻り、コパカバーナにあるスタジオに6日間位滞在してアルバムのレコーディングを行いました。現地で何が起こるか分からなかったので、事前準備は程々に、現場での偶然も取り込めるような柔軟な作品作り挑戦しました。「今日あのミュージシャンがスタジオに来れるかもしれないらしい。1曲演奏してもらおうよ!」といった感じでね。その様子も本作で、見て、そして感じていただけると思います。

今回アルバムには、数々の素晴らしいゲストミュージシャンに参加いただきました。例えば、偉大なるパーカッショニストのナナ・ヴァスコンセロス。彼は、レコーディング前日まで、本当に来てくれるのか分からなかったんですよ。でも、自宅があるレシフェからサンパウロに向かう途中、スタジオに立ち寄ってくれたんです。そして、セウ・ジョルジ。アルバムに絶対に参加してもらいたいと思っていたので、彼に会うために、アメリカまで旅をしましたが、これらの全てのセッションがしっかり映像として残っている事はとても嬉しいことで、撮影から編集まで全てを手がけた監督の2人、チャーリー・インマンとベン・ホルマンが、情熱を持って制作に取り組んでくれたことに感謝しています。

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ナナ・ヴァスコンチェロス

この作品が、日本でも公開されることはとても特別な事です。私は、長年DJとして日本のクラブカルチャーに触れ合ってきましたし、プロデューサー、そしてレーベルオーナーとしても、日本は大切な場所なんです。皆さんは、私に耳を傾け、温かく迎えてくださいますからね。それと同時に、日本は独特な文化が根付く国ですから、イギリスやアメリカ、そしてフランスでこの映画を発表してきた以上にしっかりと作品を紹介して、多くの方にブラジルを楽しんで頂きたいと思っています。

次ページ:「きっと20年後は、このプロジェクトを手がけて良かった! と思わせてくれるでしょう。」

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Qetic編集部

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