山下達郎の隠れた人気盤として名高かった『COME ALONG』シリーズの第3作のリリースが決定した。

山下達郎の曲間に小林克也のDJ

『COME ALONG』は1979年夏、もともとはレコードショップでの店頭演奏向けに制作された販売促進用のためのアナログレコードで、企画は山下達郎本人ではなく、当時のレコード会社スタッフの発案。A面は当時のディスコのDJ風、B面はハワイのラジオ・ステーションの再現という内容で、山下達郎の曲間に小林克也のDJが入り、ノンストップで繋いでいくという構成の非常にクラブ的・ラジオ的なアイテムだった。

1984年には続編となる『COME ALONGⅡ』も発売

当初はプロモーション目的のみの制作だったが、このレコードが店頭で流されるとファンからの問い合わせが殺到し、レコード会社にも正式発売の要望が数多く寄せられた。しかし山下達郎は、この作品を正式なカタログとして発売することに抵抗を感じ、カセットだけの発売という条件で1980年3月に商品化されたのが、『COME ALONG』だった。『COME ALONG』はその後LP化・CD化され、1984年には続編となる『COME ALONGⅡ』も発売された。

33年ぶり、3枚目と3尽くしのリリース。

小林克也のDJに乗せて流れるハワイや夏を感じさせる独特の世界観は、鈴木英人のイラストによるジャケットも相まって、隠れた人気商品としてファンの評価も高く、夏を代表する名盤として続編のリリースが望まれていたアイテムが33年ぶり、3枚目と3尽くしのリリース。「タツロー、夏のベストアルバム」と呼ぶにふさわしい内容となっている。

RELEASE INFORMATION

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