Brian EnoやBibioなど100人のアーティストによるストリーミング・プロジェクト「foundsoundscape」や、英BCCのドキュメンタリー音響技師Chris WatsonやBJ Nilsen等との都市のサウンドスケープ研究「The Acoustic City」など、従来の音楽家の枠にとらわれない建築/空間/環境と音の関係性を探る様々なサウンド・プロジェクトに参加し、これまでに英「Wire」誌や独「DE:BUG」誌、オーストラリア国営公共放送局「ABC」や伊「RAI」など欧米メディアを通じて海外での評価も非常に高い日本人電子音楽家yui onoderaの8年振りとなるソロアルバムを含めた2タイトルが全世界2ヶ月連続リリースされる。

4月16日(木)にSun Glittersやbvdubなどの作品で知られる〈AN/AY〉傘下のDub・Ambientレーベル〈ARCTIC TONE〉からミニマル/アンビエント・ダブに実験的な 要素を取り入れた仄暗くも美しく冷たいトーンの深く静かなるアンビエント・ダブ~エクスペリメンタル作品、前作『suisei』からおよそ8年振りとなるソロ・アルバム『sinkai』をリリース。続く5月にはHauschkaやOlan Millなどの作品で知られるイギリスの最重要ポストクラシカル・アンビエント・レーベル〈Serein〉より、ロシアオペラ/バレエの至宝、マリインスキー劇場管弦楽団のクラリネット/ピアノ奏者Vadim Bondarenkoとのコラボレーション・アルバム 『Cloudscapes』がリリース。ピアノ、クラリネットの静かな佇まいとエレクトロニクスが融合したノスタルジーとメランコリーを結ぶ、クラシカル、即興、現代音楽といったジャンルの枠を超えたポストクラシカル・アンビエント作品となっている。

また、リリース直後の4月17日(金)にはミニマル電子音響 のパイオニア、Frank Bretschneiderやエレクトロニカ/ミニマルテクノの革新者Murcof、映像から建築ま で独自の空間表現でプロジェクション・マッピングも手掛ける映像クリエイターD-Fuse等と共にスペイン・バルセロナの<Störung Festival 10>への出演も決定しており、映像演出に東京駅プロジェクションマッピング「TOKYO STATION VISION」や、レディー・ガガのプロモーション 「GAGA DOLL」、ソフトバンクCM「3Dお父さん篇」の微速度撮影システムなどでも知られるクリエイティブチームaircordが、衣装協力をハローキティや マイメロディなどサンリオキャラクターをグリッチさせたデザインや、コンピュー ターミシンのシステムエラーを意図的に発生させた「グリッチ刺繍」が<第16回文化庁メディア芸術祭>に選出されるなどいま最も脚光 を浴びる注目の気鋭ファッションブランドNukemeが参加するなどいま要注目な活動をみせている。

Teaser Störung Festival 10 from Störung on Vimeo.

(edit by Qetic)

Release Information

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