Basic Channelを源流とするミニマル・ダブ〜ディープ・テクノの無限の可能性を現在も拡張させ続けている超優良レーベル〈Modern Love〉を代表する最重要アーティスト、Andy Stottがいよいよ3月1日(金)恵比寿リキッドルームに降臨する。以下、イベントサイトよりこの夜を彩る濃厚面々を説明した文を引用する。

2011年、さまざまなテクノ/ハウス系のメディアのアワードをかっさらったアルバム『Passed Me By / We Stay Together』を経て、2012年のアルバム『Luxury Problems』も同じく、その才能に関して、高い評価を受けるAndy Stott。その異才が、2012年のリニューアル後も着実に、新たにその音の伝説を更新し続けるリキッドルームの随一の強靭なるサウンドシステムに、2013年に降臨する。

そのサウンドは、マッシヴ・アタックの『Mezzanine』をセオ・パリッシュがミックスしたような、漆黒のミニマル・グルーヴと、ダーク&ゴシックなダブが、低音の重力の上を、暗闇の美学とともにせめぎあう。それは言ってしまえばデトロイトのビートダウンとダブステップを生み出したUKのベース・カルチャー、そしてここ最近の、ダーク・アンビエントを結びつける希有な存在だ――そこにこれからの音楽の未来が低音とともに響いている。そして、彼を迎えるこの国のアーティストたちもビートとエコー、低音を操る比類なき人々がそろっている。

まずはDJ KRUSH――ソロ活動も20周年を超え、現在でも進化をし続け、その神業とも言える手さばきから生み出されるソリッド&ヘヴィーなビートは世界中に響き渡っている。言わずと知れたターンテーブルの魔術師。リズムとダブ・ミックスのトライアングルが、サイケデリックな空間を完膚なきまでに生み出す、Flying Rhythms。アルバム『Helix Of Light』をひさびさにリリースし、電子音の求道者としての姿の、その健在ぷりを見せつけたNumb。そして、パーティ〈ALMADELLA〉をRILLAと共に主宰しShacklotonやScuba、さらにはMerzbowまでを招聘するなど、テクノとダブステップを結びつけ、双方のシーンの未来へと連なる一石を投じ続けるKEIHINが登場する。(河村祐介)

Event Information

LQUIDROOM presents
in association with root & branch

2013.03.01(金)@LQUIDROOM 
OPEN/START 20:00
ADV ¥3,500/DOOR ¥4,000(ドリンク別)
LINE UP: Andy Stott (Modern Love, UK)
Guests:DJ KRUSH, Flying Rhythms, Numb, KEIHIN

Ticket Information
チケットぴあ(P: 189-952)
ローソンチケット(L:75037)
イープラス: