ついに現地時間3日(月)開催の<WWDC 2019>で解禁となったAppleのiPhone向けの新たなOS「iOS 13」。情報解禁前から期待されていた機能や今回の発表で新たに判明した機能も。それぞれを一挙にご紹介。

ダークモード、新たなミー文字、マップもより詳細に

まずは皆さんお待ちかねの「ダークモード」。見た目にもかっこいいこの機能はiPhoneの電力消費そのものを抑える効果もある機能となっている。基本的なiOSのインターフェイスはもちろん、「iMessage」や「カレンダー」などもともと内蔵されているアプリでもダークモードに対応できる。このダークモードがすべてのアプリで使えるようになるわけではないが、今後のアップデート次第では使えるようになるアプリも出てくるはずだ。

ついにiOS 13発表!ダークモードに新たなミー文字、マップもより詳細に tech190604_ios13_2
参照:CNET(YouTube)
ついにiOS 13発表!ダークモードに新たなミー文字、マップもより詳細に tech190604_ios13_1
参照:CNET(YouTube)

お次は「iPhone X」以降のiPhoneで追加されたAR機能を利用したApple独自の絵文字「ミー文字」が進化。これまでのミー文字は、被写体となる人の顔をiPhoneに取り込めば、その被写体とそっくりの絵文字ステッカーを作ることができる、という機能だったが、「iOS 13」以降のミー文字ではその作ったステッカーを好きに加工できるように。例えば、ステッカーにメイクをしてみたり、ヘアスタイルを変えてみたり、さらにサングラスなどのアクセサリを着けることも。アメリカのインフルエンサー、Patrick StarrrとDesi Perkinsがこの機能を詳細に説明している動画がApple公式YouTubeに投稿されているので、詳しくはそちらをご覧いただきたい。

Memoji Makeup Tutorial ー Patrick Starrr and Desi Perkins ー Apple

またAppleのマップアプリ「Apple Maps」も改善されるようで、これまでより一層詳細に、鮮明にマップ表示ができるように。「Google Map」のストリートビュー機能のように、ひとつひとつの建物がくっきりと表示される仕様となるようだ。また、現在よりも詳細な住所や歩行データ、舗装道路などの情報が今後追加される模様。2020年までには全世界規模の情報を追加する予定となっているようだ。

そして撮影した写真や映像を保存するアプリ「写真」の機能も向上する様子。今までより詳細に撮影された年月日が確認できる新たなタブが追加される。この機能が追加されることで、ユーザーごとの特別な日付の写真を関連付けられるようにもなるようだ。例えば、撮影した写真が特別な人の誕生日に撮影されたものであるとして、違う年の同じ日付に撮影された写真が自動的に画面上にポップアップする仕様に。プライバシーの観点から見ると、少し戸惑いもある機能ではあるが、より便利に写真の管理ができるはずだ。

この他にも、メールや「iMessage」、「メモ」アプリも機能改善される予定だ。現在、「iOS 13」はデベロッパー向けのベータ版が解禁となっている。一般向けのベータ版は7月にリリースされ、最終的な一般解放は9月になると見込まれている。てんこ盛りとなった「iOS 13」の新たな機能に今からアップデートが待ちきれない!

WWDC 2019 ー Goodnight Developers ー Apple

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