今年10月以降にも発売されることが明らかになっているAppleのフラッグシップiPhoneiPhone 12」シリーズ。発売を間近に控えPVT(生産検証試験)用のモデルの画像がリークされるなど、さまざまな情報が伝えられている中、本シリーズで応用されるバッテリー技術に関する新たな情報が飛び込んできた。

iPhone 12シリーズにはAirPodsのバッテリー技術が応用される?

製造サプライチェーンに関連する情報を提供しているメディア・DigiTimesによると、システム・イン・パッケージ(SiP)とフレキシブルプリント回路基板を組み合わせたバッテリーモジュールを5G対応のiPhoneに応用する可能性があることが示唆されている。このバッテリーモジュールは、現在開発中の新型AirPodsにも使用されていることも伝えられている。SiPの技術は現在発売されているAirPods Proで初めて導入されたもの。この技術を応用すれば、コンポーネントをSiPに集積することでバッテリー容量を増やすこともできるようになる

Apple関連の情報に精通しているアナリスト、ミンチー・クオ氏も、AppleがiPhone 12シリーズのバッテリー用プリント基板のデザインの簡素化、縮小化に取り組んでおり、コスト面においても高い費用対効果が期待できると伝えていることから、バッテリー容量の改良だけでなく、販売価格にも影響がある可能性も。今後のさらなる情報に期待だ。

iPhone 12シリーズはAirPods Proのバッテリー技術を応用し、バッテリー寿命が伸びる? tech200826_iphone12_battery_main
Photo via EverythingApplePro(YouTube)