知県出身の電子音楽家、Yuki Matsumura。2013年東京・恵比寿 LIQUIDROOMにて開催された<Red Bull Music Academy Weekender EMAF TOKYO 2013>への出演も記憶に新しい彼が、初のフル・アルバム『Without a break』を〈moph records〉より2月4日(水)にリリース。

「テクノ」はダンスフロアに生みだされる。ダンスのための直感的で最適化された音楽だ。ただ、YukiMatsumura の考える「テクノ」は、全く別の文脈から生まれる。 ダンスフロアのために最適化されることを拒み、実験の繰り返しから生まれる異形の「テクノ」それ故なのか、他では類のない質感と空気感を帯びている。退廃的な空気ともに静かな夜の気配と共鳴するように音が鳴り続ける。 呼吸をするように静かに繰り返されるミニマルな構造。人間という存在は忘れ去られ、夜の深さに埋没していくようだ。 しかし、あるタイミングで人間的な感覚が研ぎすまされるような不思議な時間が訪れる。繰り返される音の僅かなズレや変化が熱を帯び始め、肉体的な体 験となり、全く違うアプローチの「テクノ」が生まれる。そうして、YukiMatsumura の考える「テクノ」は再びダンスフロアに接近する。

現在〈moph records〉のSoundCloudでは、アルバムの冒頭を飾る楽曲“Hugo”が発売に先駆けて公開中。

Release Information

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