初監督作ながら<アカデミー賞>フランス代表に選ばれ、同外国語映画賞にノミネートされるという快挙を成し遂げた『裸足の季節』が、6月よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA ほかにて公開となる。
本作は、昨年の<カンヌ国際映画祭監督週間>で上映されるや、デビュー作とは思えないほど卓越した構成力と美しい映像、5人の少女たちの溢れんばかりの存在感が各国マスコミに絶賛され、トルコ語作品にも関わらず、アカデミー賞外国語映画賞フランス代表に選出される快挙を成し遂げ、世界中の映画祭を席巻している。
美しい5人姉妹が登場するところから、トルコ版『ヴァージン・スーサイズ』の呼び声も高く、本作に出演していたキルスティン・ダンストも『裸足の季節』を称賛している。
「裸足の季節」予告編
この度、初公開された予告編は、美しい5人姉妹が、海で遊んでいるところから始まる。ある日姉妹は「傷物だと結婚できない」と、家の中に閉じ込められてしまう。携帯電話や化粧品などが次々と没収され、窓の外には柵がつけられる……。姉たちはひとりひとり、見知らぬ男のもとへと嫁がされてゆく中で、末っ子のラーレは自由を求めて行動を起す――。瑞々しい魅力に溢れた少女たちの姿が、美しい色彩の映像の中で映し出されている。
また、本ビジュアル では、室内に閉じ込められ、部屋着のまま折り重なる姉妹の姿と、意思の強い目線が印象的な末っ子ラーレが髪の毛をなびかせながらどこかへと向かっている画と共に「夢見る季節は終わりがくるから 未来へと走り出す」というコピーが添えられている。
裸足の季節
6月、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー
監督:デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン
音楽:ウォーレン・エリス
出演:ギュネシ・シェンソイ、ドア・ドゥウシル、トゥーバ・スングルオウル、エリット・イシジャン、イライダ・アクドアン、ニハル・コルダシュ、アイベルク・ペキジャン
原題:MUSTANG/2015年/フランス=トルコ=ドイツ/94分
提供:ビターズ・エンド、サードストリート
配給:ビターズ・エンド
© 2015 CG CINEMA – VISTAMAR Filmproduktion – UHLANDFILM- Bam Film – KINOLOGY
13歳のラーレは5人姉妹の末っ子。10年前に両親を事故で亡くし、いまは祖母の家で叔父たちとともに暮らしている。学校生活を謳歌していた姉妹たちはある日突然、家に閉じ込められてしまう。古い慣習と封建的な思想のもと、電話を隠され、 扉には鍵がかけられ、自由を奪われた「カゴの鳥」となった彼女たちは、ひとりひとり見知らぬ男のもとへと嫁がされる。ラーレは 自由を取り戻すべく、ある計画を立てる……。
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