チャーリー・チャップリンの夢を叶える企画が、東京は墨田区で開催です! それは、新日本フィルハーモニー交響楽団+映画上映=生オケ・シネマです。
上映されるのは、チャーリー・チャップリンが監督・制作・脚本・作曲を手がけた、サイレント映画の代表作『モダン・タイムス』は、今年公開80周年!
Charlie Chaplin – Modern Times(Trailer)
数あるチャップリンの作品の中でも『モダン・タイムス』が最高傑作といわれる理由は、こちらでチェック!
サイレント映画をしっかりとスクリーンで見たのは、いつですか? 私は……もしかしたら大学で映画を勉強していた90年代かもしれない……。
サイレント映画、つまり台詞がありませんから、言葉の壁は一切なし。そして、音楽が超重要です。
しかもチャップリンは、映画音楽を自ら作曲していましたから、音楽へのこだわりは果てしなく、演奏がずれたら、チャップリンのギャグも面白くない! そんな大事件が起こってしまうわけなんです。
ですから、チャップリン音楽で指揮できる人もとても限られています。なんと、チャップリン協会に認められた人のみが指揮できることになっていて、現在、認められている指揮者は、世界中で、たったの3人。
その中でも、今回来日する指揮者カール・デイヴィスさんは、チャップリン映画音楽の世界の第一人者。四半世紀以上渡ってチャップリン音楽を指揮してきた大ベテランですから、そんな彼の指揮でチャップリン体験ができるのは、かなり貴重なことなんだとか!
Paul McCartney – LIVERPOOL ORATORIO
*カールさんは、ポール・マッカートニーとリヴァプール・オラトリオを共作したことでも有名
チャップリン映画のサントラ、映画を観たことがある方はわかると思いますが、せっかくのオーケストラの演奏も、当時の録音技術が低かったため、あまりいい音ではないのですよね。
ですから、この新日本フィルハーモニー交響楽団の生演奏で映画をみれることは、チャップリンが求めていた形。チャップリンの夢を叶える企画といっても過言ではありません。
映像も、ど迫力の演出! すみだトリフォニーホールの大ホールには、天井高の14Mの大空間に大画面を設置。そこに巨大チャップリンが現れるそうです。ワオ!
巨大スクリーンとオーケストラ生演奏による『モダン・タイムス』の上映は、究極のチャップリン体験になりそうです。
EVENT INFORMATION
新日本フィルの生オケ・シネマ~公開80周年記念~
チャップリン『モダン・タイムス』
2016.05.07(土)
昼公演 OPEN 13:00/START 14:00
夜公演 OPEN 17:00/START 18:00
東京 錦糸町 すみだトリフォニーホール
ADV ¥6,000/ペア券 ¥9,600(税込/全席指定)
カール・デイヴィス(指揮)
“Modern Times © Roy Export SAS”
Modern Times © Roy Export S.A.S.