10月朝帰り
髪の毛切った
けど世界は変わらなかった
朝まで飲んだ、気になる人は女と帰った
私は家で暗闇、ディスプレイと向き合う
イケてる音楽聞いても意味はなかった
一緒に歌うクリープハイプ
ぽくって嫌になったから
駄々こねても手に入らない
ガードが固すぎる門限6時
超えてやるよの
気持ちは
長いエスカレーターの下小田急線
どうせまだ寝てるんでしょ、隣は知ってるよ
私は早起き、また暗闇ディスプレイ
愛嬌ないし、女を使えなかったけど
別に後悔してないんだ
残された春雨スープを飲みながら向き合うよ
好きな人にならなかった気になる人が死んでも
私はここで死にたくない
何もしなくてもやってくる朝を
わたしはここで迎えて
丁寧に生きてやるんだから
photo & write
sakura nakayama