群馬県高崎市を舞台に5人の若者たちの姿を描いた青春群像劇『高崎グラフィティ。』(2018)で長編映画監督デビューを飾った川島直人監督の最新作『Welcome Back』が、2025年1月10日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開される。
川島直人監督、吉村界人、三河悠冴からのコメント到着
キャストは、話題沸騰中のNetflixドラマ『地面師たち』出演の吉村界人、黒沢清監督最新作『Cloud クラウド』出演の三河悠冴、そのほか遠藤雄弥、宮田佳典、優希美青、松浦慎一郎、テイ龍進、菅田俊など実力派たちが顔をそろえた。『Welcome Back』は、粗暴だがヒールとして人気の新人ボクサー・テル(吉村界人)と、テルの強さを誰よりも信じている純粋無垢なベン(三河悠冴)、この2人の男の強い絆とやがて変わりゆく関係性を、圧巻のファイトシーンで描くボクシングロードムービーとなっている。
このたび、本ポスターと本予告および川島直人監督、吉村界人、三河悠冴から届いたコメントを解禁。90秒の本予告では、テルとペンのエネルギーに満ち溢れたボクシングシーンから始まる。やがて、ベンによって2人の生い立ちと絆の深さが語られる中、「ボクシングは辞めた」というテルの一言が影を落とす。彼らを取り巻くキャラクターと、宿敵・北澤の存在を前に、ボクシングを通じて“強さ”を模索し続けてきたテルとベンのその先の物語とは。切れ味の効いたカットと挿入歌がアドレナリンを噴出させる予告編となっている。
併せて解禁となる本ポスターは、吉村界人が演じるテルをモノクロで捉えた、まるでアートブックのようなスタイリッシュなデザイン。ボクシング試合前の瞑想か、はたまた人生を思う瞬間か、さまざまな想像力を掻き立てる表情が印象的なポスターだ。
またしてもヒールな役を演じさせて頂きました。
20代でクランクインし、アップした時は30才でした。
それがこの作品にどんな影響をもたらすのかはまだ言葉にできませんが、このチームの一部になれたことを誇りに感じます。
これまでのボクシング映画に囚われず、一人一人の気持ちに届いたら幸いです。
吉村界人(テル役)
約2年前の東京の試合会場から始まり、神奈川の橋、静岡、名古屋、そして大阪のリング…
全ての現場での撮影の日々を思い出すと今でも熱いものが込み上げてきます。
そんな日々が時を経て、劇場で上映される事を本当に嬉しく思います。
テルを信じ、そして自分を信じ、前進し続けました。
「高崎グラフィティ。」からご一緒している川島監督が、今回も自分に様々な挑戦を与えてくれたことに感謝します。
是非劇場で見て頂きたいです。
三河悠冴(ベン役)
まずは、この作品を信じて付いてきてくれたキャスト・スタッフに本当に感謝をしています。
特にボクサー役を演じたキャストの皆さんは、辛いトレーニング・減量の日々だったと思います。
そんなみんなの思いがスクリーンの隅々に刻み込まれていると思います。
友人のボクシングの試合を見て、大勢の目の前で勝ち負けが決まってしまうボクシングが持つ残酷さと美しさに心を打たれ、「人においての勝ち負けとは何か?」を考えて脚本を書き始めてから気づいたら7年。
自分なりの現時点での答えを少しは出せた気がします。
そして、やっと皆さんに届けられることを嬉しく思います。
ぜひ、劇場でお待ちしております。
川島直人(監督・脚本)