4月21日から4月26日の期間、表参道ROCKETで開催された<無彩色の痛点>映像作品フルバージョンが公開。

自身のアーカイプ作品である『Paradise of Shadow』、『渇花』に続く、植物を作品として扱う際に掲げている人間と植物の関係性が平等である「Botanical Romance」という世界観を表現した作品展示となっています。

今作は人間が植物の生死を捉える要素である、“色彩”からの脱却と確立をテーマに「業からの解朴」を提示した作品。映像作品は花が色鮮やかに咲いている瞬間のみを掻い摘むのことなく、色彩に捉われない花の生命や意思に人間が気付くというストーリーになっています。

また、映像に人物が登場するのは、10代や20代のみを掻い摘むことなく産まれてから死ぬまで花が寄り添うという植物と人間の関係性が平等という意味を込められています。オープニングレセプションでは中村浩之・Utaeがインスタレーションライブを行われました。

相壁 琢人 / 無彩色の痛点 / 2017.4.21 表参道ROCKET / 中村浩之・UtaeインスタレーションLIVE-FULL

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