水原希子とオンライン動画配信サービスHuluが2020年、東京2020オリンピックとはまた一味違う“前代未聞の国際交流プロジェクト”をスタートさせる! “半分ドラマ、半分ドキュメンタリー”という新ジャンルの作品、その名もHuluオリジナルドラマブラを捨て旅に出よう〜水原希子の世界一周ひとり旅〜』(全6話予定)が、2020年1月から順次配信される。

想定外の出来事もウェルカム、本能の赴くまま自由自在に旅をしていく水原を追う本作。そのベースとなるのは、これまでバックパックひとつで世界五大陸94カ国(!)を旅した旅作家・歩りえこ氏のエッセイ「ブラを捨て旅に出よう」(講談社)に基づいたストーリー。歩氏が経験した旅エピソードといったら、どれも仰天の連続。まさに、世界がひっくり返るような体験ばかりなのです。

このたび、そんな無類の経験値を誇る歩氏へのインタビューが公開に。水原に対する思いや「ブラを捨て旅に出よう~水原希子の世界一周ひとり旅~」に期待すること、女子ひとり旅で得たものや失ったものなどが赤裸々に語られています。

女子ひとり旅の醍醐味はアバンチュール?水原希子出演「ブラを捨て旅に出よう」について原作者・歩りえこが語る art-culture191203-brasute-1

原案・歩りえこ氏、水原希子にシンパシー! 「日本特有の価値観をぶち壊してほしい」

歩氏は著書「ブラを捨て旅に出よう」の中で、2年間にわたる自身の世界一周貧乏旅行エピソードを執筆。よくぞご無事で……と声を掛けたくなるような度肝を抜くハプニングも多々経験した彼女の著書は、2012年に出版されるや大きな反響を呼びました。その旅にインスパイアされた今回の映像企画。しかも、あの水原希子が自分と同じように世界へ旅立つと聞いた歩氏は、喜びと同時に驚きを隠せなかったといいます。

「私の旅は本当に行き当たりばったりの貧乏旅行で、ちょっと危険なトラブルもありましたし、トイレ事情など衛生面でもなかなかな環境に遭遇することが多かったんです。でも、水原さんはすごくスタイリッシュな方。そんな方が私と同じような旅を……と想像したら『大丈夫なのかな?』って、心配にもなりましたね(笑)」。

その一方で、水原なら大丈夫と確信できる、ある種のシンパシーも感じていたそう。「水原さんは『ブラを捨て旅に出よう』のテーマである“固定概念にとらわれない生き方”を体現されている女性だと思います。私は“こうしなきゃいけない”という考えが強い日本ならではの価値観に対して、ちょっと苦手意識があるんですけど、水原さんもそうなんじゃないかと勝手に想像していて……。世界を旅することで、日本特有の価値観をぶち壊してのびのびと、いろんなチャレンジをしていただきたいです」。

女子ひとり旅の醍醐味はアバンチュール?水原希子出演「ブラを捨て旅に出よう」について原作者・歩りえこが語る art-culture191203-brasute-2

世界を股にかけた女子ひとり旅で得た「一生の宝」は……「かけがえのない人間関係」

実は歩氏、旅に出る前から日本での生活に閉塞感を覚えていたのだとか。「旅先と違い、日本は自分が生活をしている場所。だからこそ、しがらみもあって、周りの様子によって自分の生き方が変わってくる部分がありますし、何よりも日本人の“人との距離の遠さ”に、ちょっと生きにくさを感じていたんです」。

そんな中、世界に飛び出したら人生が一変!?「訪れる先々で、かけがえのない人間関係を得た」といいます。「“女子ひとり旅の醍醐味”を一言で言うと“アバンチュール”! 別に遊んできたわけではないですけど(笑)、『あっ、この人とは合うな』というインスピレーションを大事にしながら、恋愛も周りの目を気にせず自由にしてきたし、同性の友達もたくさん作ることができたんです」。

旅先でできた友達とは、今もSNSなどでつながっているそう。「外国人であろうと日本人であろうと、旅をしていた時の友達って”同志”みたいな感じなんですよ。社会ではなく、魂と魂でつながった友達なので、お互いに気楽ですし、絆も深い。一生の宝を得ることができました」。

女子ひとり旅の醍醐味はアバンチュール?水原希子出演「ブラを捨て旅に出よう」について原作者・歩りえこが語る art-culture191203-brasute-3

思い切った旅で「結果的に失ったものはない。“×100”くらいの体験ができた」

22歳で大学を卒業するや、いきなり2年間の世界一周旅行に飛び出した歩氏。キッパリとした口調で「社会に出る上で大事なスタート時期を引き換えに旅へ出たことも、私にとっては“いいタイミングでの決断”だったと思います」と話します。そんな彼女にあえて“旅で失ったもの”を尋ねてみると……。「失ったもの!? 何だろう…カメラとかビデオとか、金品は盗られましたね(笑)。あと、大学時代に婚約していた彼は失いました。私が旅に出る時も『待ってるよ』と、家まで建てて待っていてくださったんですけど、旅の最中に「心配で心臓が耐えられない。心配していることに疲れた」と言われまして…。その頃、私の価値観も旅を通してぶっ飛んでしまっていたので、徐々にお互いに合わなくなって、別れることになっちゃったんです」。

しかし、そんな切ない恋バナも振り返れば、プラスの出来事だったとか。「彼はその後ほかの方と結婚されて、子だくさんでお幸せに暮らしてらっしゃいます(笑)。私自身も彼のことは失いましたけど、新しい出会いもいっぱいありましたし、”×100”くらいの体験ができたので、結果的に失ったものはなかったと断言できます!」。

女子ひとり旅の醍醐味はアバンチュール?水原希子出演「ブラを捨て旅に出よう」について原作者・歩りえこが語る art191028_brasute_1

歩氏が番組に託すメッセージは「幾つになっても旅をしよう! 挑戦しよう!」

そんな実り多き旅を享受してきた歩氏は「当たり前のように既存のルートに乗って、日本人として生きてきた方々にこそ、旅をしてほしい」と力説。女子ひとり旅のトラブルについても「オモチャの結婚指輪を着けて、男性にしつこくされた時には『私、結婚してるの』と言って見せたり、家族写真を1枚持っておいて、兄のことを『私のハズバンドだ』と言って見せたり…。実体験に基づいた奥の手を明かし、まだ旅に出ていない人々の背中をグイッと押します。

「人生の中で一回でもいいから冒険してみると、想定外の化学反応が起きて、何か新しいものが生まれてくると思うんです。転職などの転機、もしくはお正月やGWの短期間でもいい。とにかく一度、外に出てほしいです」。そう力強く訴える歩氏は、水原×Huluによる映像版「ブラを捨て旅に出よう〜水原希子の世界一周ひとり旅〜」にも大きな期待を寄せています。

「何かを変えたいけど、どう自分を変えていいか分からなくて、毎日モヤモヤしている――そんな人たちにとって、この番組が”自分を変えるキッカケ”になってくれたら、すごくうれしいです。年齢は関係ない。『幾つになっても旅をしよう! 挑戦しよう!』というのが、一番のメッセージ。リアルな旅だけじゃなく、人生のチャレンジもまた旅。この機会にぜひ固定概念を捨てて、新しい世界を切り拓いていただきたいです」。

INFORMATION

Hulu オリジナルドラマ「ブラを捨て旅に出よう〜水原希子の世界一周ひとり旅〜」

女子ひとり旅の醍醐味はアバンチュール?水原希子出演「ブラを捨て旅に出よう」について原作者・歩りえこが語る art191028_brasute_3
2020年1月からHuluで、毎週1話ずつ独占配信【全6話予定】
原案:歩りえこ「ブラを捨て旅に出よう」(講談社)
脚本:佐藤友治
音楽:得田真裕
演出:戶田一也、浅見真史(トータルメディアコミュニケーション)
エグゼクティブプロデューサー:⻑澤一史
チーフプロデューサー:茶ノ前香
企画プロデュース:戶田一也
プロデューサー:小泉守(トータルメディアコミュニケーション)
協力プロデューサー:坂本直彦(吉本興業)、中村好佑
制作プロダクション:トータルメディアコミュニケーション
制作協力:吉本興業
製作著作:Hulu

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