死に関するさまざまな問いを来場者に投げかける参加型展覧会<END展~死から問うあなたの人生の物語~>が、2022年5月27日(金)から6月8日(水)まで、iTSCOM STUDIO&HALL 二子玉川ライズにて開催される。

アートを通じて死を考える

この展覧会は、生活者一人ひとりのこれからの人生を心豊かで充実したものにすることを目指す東急ラヴィエールと、アート&サイエンスを軸に分野横断的なプロジェクトを遂行する、一般社団法人Whole Universeが連携して開催される。

人生100年時代。誰にとっても、100%の確率で死はやってくる。多様な生き方を選ぶ人が増える現代において、「老後の生活」のイメージは徐々に刷新され、洗練の兆しを見せている段階だ。さらに地域の共同体や暮らしの変化に伴い、墓や葬儀のありかたもより一層見直されてきている。<END展 死から問うあなたの人生の物語>は、こうした時代の変化に応じ、普段あまり考えることのない死について思いをめぐらせる機会を創出する、というコンセプトに基づいている。

マンガや参加型作品によって対話

展覧会場では、死や人生に関するさまざまな問いを軸に、テーマと関連する「名作マンガの1シーン」がセットで紹介される。赤塚不二夫『天才バカボン』士郎政宗『攻殻機動隊』岡崎京子『リバース・エッジ』などからもシーンが抜粋されており、普段親しんでいる作品からスムーズに対話することができる機会になりそうだ。

そのほかにも、自分の大切な人へ「最後に伝えたい言葉」を参加者から事前に募集して展示する、dividual.inc(ドミニク・チェン+遠藤拓己)の作品《Type Trace/Last Words(10分遺言)》、 『海獣の子供』『魔女』などで広く知られるマンガ家・五十嵐大介による描き下ろし短編マンガの原画などが展示予定だ。死という大きなテーマ、この展覧会を契機にアートを通じて対話してほしい。なお、入場は無料となる。

またこれに関連し、スペシャルイベント<END BAR>も開催される。なかなか表立って話す機会のない、さまざまな死にまつわる問いについて、豪華ゲストをホストとして迎え、参加者と対話するイベントだ。日時詳細は後日公開されるので、引き続きチェックしてほしい。

赤塚不二夫・士郎政宗らのマンガから死を考える参加型展覧会<END展~死から問うあなたの人生の物語~>開催 art220518_end-exhibition-02

EVENT INFORMATION

END展~死から問うあなたの人生の物語~

赤塚不二夫・士郎政宗らのマンガから死を考える参加型展覧会<END展~死から問うあなたの人生の物語~>開催 art220518_end-exhibition-01

2022年5月27日(金)~6月8日(水)

iTSCOM STUDIO&HALL 二子玉川ライズ

東京都世田谷区玉川1-14-1(田園都市線・大井町線 二子玉川駅より徒歩3分)

開館時間:平日 11時~20時/土日 10時~20時(最終日は17時まで)

入場料:無料 (事前日時予約制/入場にはWEBサービス「Hiraql(ヒラクル)」への登録が必要)

主催:東急、 東急ラヴィエール、 Whole Universe

協力: HITE-Media、Bunkamura、二子玉川ライズ、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)

END展公式サイト