Qeticでコラム「どうも東京の人にはなれなかったらしい」を連載中の写真家・中山桜が、本日より個展<あがき>を14日21時まで開催する。

中山は、ユースが直面する希望/絶望、現実/未来といった二面性をフィルム写真へ収め、「生きづらさ」を独特な視点からのキャプションで添え、Instagramなどで高い評価を獲得。本展開催のために資金調達のためにCampfireにてクラウドファンディングが行われ、最終的に目標額の160%を達成することに成功している。「あがき」と題された展名については、以下のようにコメントしている。

個展ではパフォーマンスも行われる予定で、13日(日)には、「かりんちょ」による弾き語りや、ダンサー・ionaと中山の朗読のコラボレーション、14日(月・祝)にはシークレットゲストのほか、中山が同僚の「木村さん」と結成した市民プールガールズのライブなどが催されるそうだ。詳細はInstagramでチャックしよう。

そもそも「あがき」とは?個展について

先程からあがき、あがきと言ってるけどそもそも「あがき」ってなんだ!って思いますよね。
正直一言で表すのが難しいので本当は1時間ぐらい欲しいのですが…
そうはいかないので頑張ってまとめて見ます。
 
私は沖縄の離島久米島出身で、18歳の時に東京(厳密に言うと神奈川)に上京してきました。
上京してから出会う人、出会う人、そして私自身共通して思う、思ってることがあることに気づきました。
それは「生きづらさ」です。
毎日楽しいこともあるし、辛いこともあるけどなんだか生きづらいなあ〜と言う若者。
でも確かに、友達も恋人もいるのに劣等感や虚無感、物足りなさに塗れてるじゃん私!
いやいやみんなが生きづらい世の中狂ってるでしょ。。。だなんて
 
でもそれってすごい本気で悩んでいる人に失礼ですが、面白いことではないかと同時に思いました。若さの特権、「根拠のない自信」に満ち溢れているが故に現実とのギャップにあがきまくる。
その中で、好きなことを好きと言って、嫌いなことも時々頑張って、
それをなくす為に夢とかなんかの為に突き進んだり、止まったりする、
それを私は「あがき」と呼び、写真に収めることにしたのです。
私自身、当たり前のことが人よりできないことが多くて、
毎日怒鳴られて号泣して帰ったりと生きづらさを感じダメージをくらってます(笑)
ですが、写真を通じて生きづらい中でも強くも弱くも楽しく生きてる人がいることを知れました。
 
一人でも多く、生きづらさを楽しめるように…だなんて恐れ多いのですが
こんな奴もいるんだな、自分はマシだな。ゆるく頑張るぞ〜だなんて思ってもらえたら嬉しいです。
 
そして、いよいよ根拠なる自信を持てるyouth世代を卒業しなくてはいけない時期になってきたので
一度この展示で「あがき」を締めくくりたいと思ったのです。
 
生きづらい人も、生きづらくない人も、楽しめるプロジェクトになると思います。
(長文失礼しました!)

引用元:原宿の団地でyouth達の「あがき」を表現した写真プロジェクトをしたい

どうも東京の人にはなれなかったらしい

EVENT INFORMATION

あがき展

写真家・中山桜が個展<あがき>を開催中|原宿の団地でyouth達の「あがき」を表現 art-culture191013-rarara-agaki

2019.10.12(土)〜14(月)
12:00〜21:00
RELABEL Harajuku船橋マンション(〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目14番地4号404号室)
JR山手線 / 原宿駅 徒歩1分 東京メトロ千代田線 / 明治神宮前駅 徒歩4分 .
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