plan01_celineH2_20181015

先日、湊かなえさんの「母性」を読んだ
読み終わった場所がカフェだった

ハンカチを持っていて
本当によかった

衝撃的な時間を過ごし
カフェオレを飲むのも忘れてた

あの衝撃を例えるなら
三日月の明かりで日焼けしてしまった
それぐらいの衝撃

そして今更ながら
「本」という存在にすら感動した

文字が連なるだけで
こんなに感動するものかと

この感動は多分、一生引きずる

本はいいな
読書はいいな

そう思いながら
この感動を知人に話したところ
「そういえば漫画は読まないよね」
という言葉が返ってきた

漫画好きの知人からすると
そんなに本が好きなのに
なぜ漫画は読まないのか
不思議なようだ

確かにほとんど読まない

石ノ森章太郎さんが好きで
ちょこちょこ読むけれど
それは石ノ森章太郎さんが
好きなのであって、

漫画が好きで読んでるとは
言えない

なぜ私は漫画を読まないんだろう

しばらく考えてわかったのは

漫画を読むのは忙しいからだ

私の場合、
漫画を読むということは

コマの順番を把握する→文字を読む→絵を見る→イメージする

この4つの工程を連続させる
ということになる

(“コマの順番を把握する”は、
漫画によって独特なコマの順番の
場合があるため、
読みながら訳がわからなくなって
しまわぬようあらかじめ、
ページをめくるたびに確認することだ)

だから私は漫画を読むと
勝手に忙しくなって
勝手に疲れてしまう

全部丁寧に追わないと
気が済まない

そのうえ
全部丁寧に追い
いざ頭の中で想像しようとすると
絵が邪魔してくる

説明が多すぎるのだ

挿絵のない本は
シンプルに文字だけが
淡々と続いている

それはまるで未開拓の山のようで

自分の想像次第で
ヨーロッパの町並みにでも
近未来の宇宙人の星にでもできてしまう

それはそれは楽しい作業

漫画には文字も、絵も、あって
とにかく細かく細かく描かれている

だから私は
力の抜けどころがわからず
漫画にはそれほど興味を
持ってこなかったようだ

読みたい漫画は
いつだってたくさんあるけれど。
 

そんな私が唯一好きな漫画がある

2冊ずつもっているにもかかわらず
未だに古本屋で見つけてしまえば
買ってしまう漫画

しかしどこか
漫画と言っていいものか
曖昧な新ジャンルかもしれない漫画
 

「私が漫画を読まない理由」カルロスまーちゃんのビリビリスプリング FullSizeRender-4-700x820

山本美希さんの
「SunnySunnyAnn!」

この漫画との出会いは、
三鷹にあるイベントスペース
「三鷹おんがくのじかん」

とても大好きなライブ会場の
ひとつなのだが
雑誌、、エッセイ、CD
レコードなどが置かれている

そのなかから
漫画とは思わずたまたま
手に取ったのがこれだった

「わあなんかお姉さんって感じ」

表紙をみて
そんな全く内容のない感想を
頭でつぶやいた気がする

パラパラとめくってみると
どうやらこれは漫画のようだ

改めて表紙をみると、
帯に山田芳裕という人から
「ワキ毛がいいね」と
コメントされていた

ワキ毛がいいね

一体どんな漫画なんだろう

素直にそこに引っかかる

興味のまま読み始めて感じた
あの感覚は今でも覚えていて

日本の話?
海外の話?
いやこれは地球の話でもないのか?

唐突に始まる物語と
説明の少なさが
わたしを興奮させた

いざ山本美希の世界の中へ

こういうとき
わたしは高揚で無呼吸になる

あっという間に読み終わり

息苦しい

週末にはすぐに本屋さんへ行き

購入した

「これ90分で書き上げたんです」
なんていう作品だったらどうしよう

惚れてしまう
 

「私が漫画を読まない理由」カルロスまーちゃんのビリビリスプリング IMG_4495-700x875
 

もし興味もった人がいたら
ぜひ

「ハウアーユー?」
もおすすめだ

読んでみて

読書はいいな

説明なんていらないね

ブスNY行きたい族

ブスNY行きたい族

コラムニスト

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