先日、NOAHの後楽園大会を見に行ってきまして。プロレスコラム、みちくさボンバイエ史上初の大会レポを行いたいと思います! 鈴木軍と全面戦争中の今のNOAHはやっぱり盛り上がってますね〜。全面戦争中なので試合の緊迫感が違ったし、意地と意地のぶつかり合いに会場全体がとても熱くなってました。今日はNOAH 8.22後楽園大会で僕が一番テンション上がった試合のレスラー達でボンバイエしたいと思います。

その試合とは、モハメド・ヨネのデビュー20周年記念試合として行われた高山善廣&齋藤彰俊vs丸藤正道&モハメドヨネの試合。試合前にモハメド・ヨネに渡す花束を持って花道から現れたのは……なんと!! 田上明!!! 田上の姿を見た時がこの日一番テンション上がりました。

大会レポ/プロレスリングNOAH 8.22後楽園大会 column150903_michikusa1

現在はNOAHの社長を務める田上明。現役時代の田上は全日本プロレスで三沢光晴・小橋建太・川田利明と共に「プロレス四天王」と呼ばれていた名レスラー。あの時代、ライバル達と幾度となく熱い試合を繰り広げていました。せっかくなのでプロレス四天王全盛期の試合をご紹介。1993年の世界最強タッグリーグ、決勝戦はプロレス四天王がタッグで集結する形になりました。

ということで、高山・齋藤・丸藤・ヨネを1人ずつボンバイエしていこうと思います。まずは高山善廣。プロレス界の帝王と呼ばれるだけあって、ただでかいだけでなく、その貫禄はものすごいものがあります。安生洋二と一緒に新日本に乗り込んで暴れていた黒髪痩せ型時代とは比べ物にならないくらい、色々な団体や異種格闘技を渡り歩く中でとても大きな存在になった気がします。僕が一番好きな高山の試合は、かの有名なドン・フライとの異種格闘技戦。お互い顔がボコボコになるまで殴りあった、男の生き様を懸けた一戦でした。まずがその試合をダイジェストでご覧ください。ほんと、もう、ボコボコ!

次に齋藤彰俊。元々空手家の齋藤が、20周年のヨネに向けて「俺からのお祝いだー!」と叫んで20発の蹴りをみまったのがとても良かったです。僕の中での齋藤は新日本プロレス時代の平成維新軍のイメージが強いですが、今ではNOAHに欠かせない大御所レスラーになりましたね。昨年行われた三沢光晴のメモリアルマッチ・メインイベントでは、丸藤と熱い試合を繰り広げました。齋藤のバックドロップで三沢が亡くなってしまうという事故以来、色々とあって各団体を転々としていた齋藤ですが、この試合の後のリングでドラマが生まれ、会場のお客さんの後押しもあり、齋藤がNOAHに戻ってくれる事となりました。

次にご紹介するのは丸藤正道。今回の試合もそうでしたけど、やはり素晴らしいプロレスセンスの持ち主。さすがJrヘビー級からヘビー級になっただけあって、技は強烈且つとても綺麗。そのうえ、相手の攻撃を読む「勘」はいつも脱帽ものです。各団体からJr.ヘビー級のトップ選手が集う「SUPER J-CUP」という大会があるんですが、2009年のSUPER J-CUPで丸藤は新日のエース選手プリンス・デビットを見事に破って優勝しました。その決勝戦の動画をご覧頂きたいと思います。丸藤の必殺技「不知火」はほんとに美しくて何度見ても飽きない!!

そして最後に、デビュー20周年を迎えたモハメド・ヨネ。今でもデビューしたての頃を覚えていますが、もう20年もたったんですね。試合を見ながら勝手に感慨深くなってしまいました。ヨネの必殺技といえばもちろん「キン肉バスター」。ゆでたまごの大人気プロレス漫画「キン肉マン」の中に出てくる技を使うレスラーは何人もいますが、主人公キン肉スグルの必殺技「キン肉バスター」をヨネが実現してくれたときはとても嬉しかった! その威力はもちろん絶大で、2011年のKENTA戦では相手を失神させて試合はレフリーストップとなりました。2007年に今回のタッグパートナー丸藤と戦った試合がありましたのでご覧頂きたいと思います。場外でのキン肉バスターも成功してかなり良いとこまで丸藤を追い込んだんですが、丸藤らしい一瞬の返し技でフォールを奪われてしまいました。

ダゼー・ファンクJr.なりの初の大会レポ、いかがでしたでしょうか?こんな風に、プロレスのリアルな今を基に歴史を思い出すのも良いですね。各プロレス団体の皆様、勝手な事ばかり書きますが、いつでもご招待お待ちしております!!次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。