ゆでたまご先生の代表作「キン肉マン」。僕は子どもの頃からキン肉マンが大好きでした。牛丼を知ったのもたぶんキン肉マンだし、「女房を質に入れてでも……」という風情ある独特な解説で「質屋」というものを知ったのもキン肉マンだったと思います。超人たちが繰り出す必殺技はどれも凄まじく、プロレスで存在する技もキン肉マンオリジナルの技もありますが、実際にプロレスラーがキン肉マンの超人と同じ技を使ってくれると、すごく嬉しかったのを覚えています。ということで、今回は実際にプロレス会場で観ることができるキン肉マンの必殺技でボンバイエしたいと思います。

キン肉バスター

まずはこれを紹介しないといけません! キン肉マンの必殺技キン肉バスター! この技でどれだけのドラマが生まれたことか……子どもの頃、プロレスごっこで真似しようとしてましたが、なかなか子どもにはできませんでした(笑)実際に使ってるレスラーは何人かいますが、今回紹介するのはゆでたまご先生公認の使い手、プロレスリング・ノアのモハメド・ヨネ選手。体の大きなパワーファイターのヨネ選手だからこそキン肉バスターがすごく絵になりますね。迫力満点のキン肉バスターをぜひご覧ください。この試合でキン肉バスターをくらうのは、ノアマットにあがっていた若き日のEVIL選手。すごく貴重な試合です!

NOAH – Yuji Nagata & Takaaki Watanabe vs Muhammad Yone & Yoshinari Ogawa

タワーブリッジ

次にご紹介したいのがロビンマスクの必殺技タワーブリッジ。ご存知の通りプロレス技で言うアルゼンチンバックブリーカーですが、ロビンマスクの場合は出身地イギリスのタワーブリッジに見立ててこう呼ばれていました。実は僕、このロビンマスクが一番好きな超人だったんです。そしてアルゼンチンバックブリーカーといえばこのレスラー、そう、中西学選手ですね! 中西選手も先ほどのヨネ選手と同様、体の大きなパワーファイターなのですごくこの技が似合います!

2010.05.15 NAKANISHI vs HONMA

キャメルクラッチ

ブロッケンマンの体を上半身と下半身の真っ二つに引きちぎってしまった、強烈なラーメンマンのキャメルクラッチ。あのシーンはキン肉マンの中で最も衝撃的なシーンの1つだと言えるんじゃないでしょうか。大量の血しぶきが飛んでてダゼー少年にはショッキングすぎたシーンだったので、鮮明に記憶に残っています。それでも小学生の頃、じゃんけんで勝った方が関節技を10秒間かけられるというゲームをいつも友達とやっていたんですが、僕は卍固めや4の字固めと並んでこの技をよく使っていました。あまりフィニッシュ技として使用するレスラーがいないので誰のキャメルクラッチを紹介するか迷ったんですが、僕が当時よくお手本にしていたブラックタイガーのキャメルクラッチを紹介したいと思います。

1994/04/16 Eddie Guerrero vs Chris Benoit

スピニングトーホールド

僕が思う最もイケメンな超人が、キン肉マンの1番の親友でもあるテリーマン。そのテリーマンの必殺技の1つが、このスピニングトーホールド。その技を使うレスラーといえば・・・そう!正解!!我らがドリーファンクJr.パイセンですね!!今でも現役バリバリのドリーパイセンのこの技を生で見れた時は、本当に感動のあまり泣きそうになりました。それでは、ドリーパイセンが超獣ブルーザー・ブロディに放ったスピニングトーホールド、とくとご覧くださいませ。

Bruiser Brody vs Dory Funk Jr.

いかがでしたでしょうか。他にもレッグラリアットやテキサスクローバーホールド、カーフブランディングなど、プロレス会場で観れる超人たちの必殺技はたくさんありますので、キン肉マンファンでプロレスを見たことない方はこれを機にぜひプロレスを見てみてくださいね。ちなみにもうすぐハロウィンの季節ですが、ノアの丸藤正道選手が紹介するキン肉マンマスクの記事を見つけました! ロビンマスクになってる女性を見たらキュンとしてしまいそうです(笑)

次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。

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