前回は麦ノ音の「麦」(ビール)についてお話ししました。今回は麦ノ音の「音」(音楽)の部分を紹介します。
私自身、職業音楽家ということもあり、お店には沢山のミュージシャンが訪れてくれます。耳の肥えたプレイヤーのみなさまにも納得してもらえる様にスピーカーや楽器など一流の物を選び抜いて揃えました。感度の高いミュージシャン達はこの空間を気に入ってくれてライブやDJイベントをやってくれています。

BREIMEN(ex.無礼メン)

出会いはギタリストのカツシロと一緒にレコーディングの仕事をした事です。まだお店がオープンする前、機材のことブッキングことなど相談していて、その時初めてBREIMENを知り、聴いたらすぐにファンになってしまいました。非常に高い演奏スキルを持つバンドで、その場の空気を瞬時に読み変幻自在に音の宇宙を作り出せます。メンバーはChara、TENDRE、Kan Sanoなどのサポートも務めており、やはりその技術は折り紙付きです。2月5日に初の全国流通盤『TITY』をリリース。これから益々期待のバンドです!

BREIMEN「IWBYL」Official Music Video

DinoJr.

こちらもギタリストで友人の磯貝一樹くんにライブをオファーした時に一緒に出演してくれたのがDinoJr.くんです。すごく久しぶりに磯貝くんに連絡したけど快よくOKしてくれて、後で知ったのはインスタのフォロワー20万人いたということ。いつの間に!と嬉しくなりました。
Dinoくんはブラックミュージックの影響が色濃く出ていて、歌唱力はもちろん自ら作曲、アレンジも手がけるソングライティングのセンスを持ち合わせたアーティストです。BREIMENとも親交があり楽曲“Black or White”ではfeat. DinoJr.で参加しており、仲の良さがうかがえます。DinoJr.くんは1月22日にニュー・アルバム『2091』をリリース。ツアーも決まっているそうです!

DinoJr./Safari【Official Music Video】

麦ノ音ではジャムセッションといってミュージシャンが自由に参加するライブもやっています。先日はBREIMEN主宰のジャムセッションにChilly SourceからラッパーのAkusaくん、福岡から注目のラッパーRin音くん、ドラムには勢喜遊(King Gnu)くんも遊びにきてくれました。皆で即興で自分達もまだ見たことのない景色、音楽を紡ぎ出す。歌舞伎町の麦ノ音から何か新しいカルチャー生まれちゃいそうな息吹をビシビシ感じました!その時にしか聴けない、その場でしか体験できないものを麦ノ音では提供しています。

麦ノ音の思想に共感してくれるアーティスト、ミュージシャンがこれからもどんどん集まってきてほしいです!
私が制作に携わっているシンガーソングライターのeillもお店に何度も遊びに来てくれていて、MVも撮影してくれました!それでは最後にeillの曲と併せて店内の映像をご覧くださいませ!

eill|SPOTLIGHT(Official Music Video)

新進気鋭のミュージシャン達の坩堝 column200131-muginooto

text by nabeLTD
ピアニストである母の影響で幼少期よりピアノを弾き始める。
中学の頃にはビル・エヴァンスをコピーする早熟なピアノ少年として育ち、この頃よりジャズに飽き足らず、様々な楽器を自身で演奏するようになる。バークリー音楽大学へ進学、渡米する。渡米中あらゆるジャンルのレコードを掘り、サンプリングによるビートメイキングに傾倒し、卒業後もニューヨークに拠点を移し創作活動に励む。
帰国後、鍵盤奏者としてメジャー、インディーズ問わずサポートミュージシャンとしてあらゆる演奏活動に参加。
2019年にはクラフトビール好きが高じ、歌舞伎町麦ノ音のビール&ミュージックプロデューサーとして提供するクラフトビールの選定や音楽イベントの企画プロデュースを担当。
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麦ノ音
2019年3月14日にオープン。厳選した国産クラフトビールと熊本から仕入れるオーガニックなクラフトソーセージを食べながら、プロミュージシャンの生演奏を楽しめるダイニングバー。店内にはホストが寿司を握る店「へいらっしゃい」やゴールデン街から移転した「BRIAN BAR」、和彫りのタトゥーショップまでさまざまなジャンルのショップが入る、新宿らしさが味わえるお店。

〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-12-15 新宿第7ビル B1
日・月曜:17:00〜23:00
火~土曜:17:00〜05:00

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