あめぇ。あーーーめぇ。
キャンディー…チョコレート…クッキー…シロップにホイップクリーム…そしてこの映画、「ワンダー君は太陽」…

以前対談したskipの奥村さん(対談記事のリンク)にお誘いいただき、
『ワンダー 君は太陽』を観ました。
細かいあらすじなんかはきっと編集の方がリンクを貼ってくれる。予告とかHPとか。任せました。

『ワンダー 君は太陽』

オーガストこと”オギー”はふつうの10歳の男の子。ただし、“顔”以外は…。生まれつき人と違う顔をもつ少年・オギ―(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼い頃からずっと母イザベル(ジュリア・ロバーツ)と自宅学習をしてきたが、小学校5年生になるときに初めて学校へ通うことになる。クラスメイトと仲良くなりたいというオギーの思いとは裏腹に、その外見からじろじろ見られたり避けられたりするが、彼の行動によって同級生たちが徐々に変わっていく…。

あらすじ

見た?もう予告の時点でどう考えても泣くじゃん!?

なにが言いたいかっていうとこの映画、めちゃくちゃSweetでした。感動のスイーツ盛り合わせ。アソート。
ちょっと人の家にお邪魔するときなんかに、百貨店で購入してさりげなく渡しちゃう、なーんて気の利いたことがしたい。ラッピングはもちろん宇宙柄。
気に入らなくたって大丈夫。盛り合わせだから。他の味がある。食べたい人が食べる。
ひょいパクと口に放り込んだなら、たちどころに涙が出ちゃう。
“泣ける”要素がこれを読んでいるあなたの想像以上にふんだんに盛り込まれている!!気をつけろ!!

私が悪の魔王じゃなくて良かったよ。
魔王だったらきっとこう思ってる。
「おいおい、鳴らすな鳴らすな、ここぞという時に!ストリングスを!奏でるな!ポロロンとアコースティックギターを奏でるな!いじめっ子は少し怒られたくらいで改心するな!!理科だけはできるな!!!バカになれ!!犬を出すな!!!憎しみあえ!恋人とうまくいくな!友達と仲直りするな!愛想をつかせ!!いじめてきたやつが後半で味方になるな!!家族はユーモアを交えつつマジで悩んでる時は親身に寄り添うな!!!!!」

まずい、まずいよ。
このまま続けたら魔王に心を食われる。このへんで戻ろう。まだ引き返せる。
私が魔王ではなく人の心を持つラッパーでよかったよ。だって泣くもん、こんなの。ずるい!
とにかくずっと泣きっぱなしにさせる気満々!

こんな世界があったらいいよなぁ…
「正しいことをするか、親切なことをするか、どちらかを選ぶときには、親切を選べ。」
カーーーーッッ!!マジか〜!!!!!!!!親切にしたいに決まってる!みんなが笑顔でいたいに決まってるんだよ!!!!!!よーーーーし!!!!!!!優しくしちゃうぞ〜!!!!!!!!世界〜!!!!!!!!!!

…映画を観ていてふと思い出した。幼い頃、同じ学区に顔がオギーみたいな子いた。何回も手術してるような。小さくて、足が悪くていつも1人で帰ってて。骨格のせいでうまく喋れなくて。
階段を登るのがおっせーから、見てらんなくて、帰り道が一緒だった時はおんぶして登った。うれしそうにしてた。ありがとうって言ってくれたなー。ほとんどロレツまわってなかったけど。現実はつらくて厳しいから、本当は自分の力で登ったほうがあの子のためだったのかもしれないなと思った。余計なことしたかなぁ。
もし、ワンダー君は太陽の登場人物だったらどうしてたろう。あの子、元気かな〜。元気だといいなぁ〜。

優しいって難しいよなぁ。
世界の全ての歯車は、噛み合うためにあるわけじゃないんだよな。
でも、この映画を観た人が少し優しくなれればいいよな。

ワンダー 君は太陽

2018年6月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開

原題:『Wonder』 原作:R・J・パラシオ『ワンダー』ほるぷ出版刊
監督・脚本:スティーヴン・チョボスキー 『ウォールフラワー』
製作:トッド・リーバーマン デヴィッド・ホバーマン
出演:ジュリア・ロバーツ『プリティーウーマン』『エリン・ブロコビッチ』、オーウェン・ウィルソン『ミッドナイト・イン・パリ』『マイ・ファニー・レディ』、ジェイコブ・トレンブレイ『ルーム』ほか
配給:キノフィルムズ/木下グループ
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あらすじ

オーガストこと”オギー”はふつうの10歳の男の子。ただし、“顔”以外は…。生まれつき人と違う顔をもつ少年・オギ―(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼い頃からずっと母イザベル(ジュリア・ロバーツ)と自宅学習をしてきたが、小学校5年生になるときに初めて学校へ通うことになる。クラスメイトと仲良くなりたいというオギーの思いとは裏腹に、その外見からじろじろ見られたり避けられたりするが、彼の行動によって同級生たちが徐々に変わっていく…。

詳細はこちら

レイチェルの全然ファイトクラブVol.06『ワンダー 君は太陽』の感想 S__11042912-700x1044

Rachel(chelmico)

chelmico
 講談社ミスiD2014のMC RACHEL とMC MAMIKOから成る女性2人組ラップ・ユニット。2015年5月にヒイラギペイジ作曲、chelmico作詞の1st song「ラビリンス’97」を発表し本格的に音楽活動を開始。2016年10月19日には1st album「chelmico」リリース。2017年8月にはサマーソニックに出演。翌月に『EP』をリリース。2018年8月8日(水)には〈unBOREDE〉よりメジャー1st album「POWER」のリリースが決定。新進気鋭のプロデューサーたちと期待のコラボレーションで話題を誘う。

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