ディズニー・アニメーションの国や世代を超えて愛され続ける名作『ダンボ』をベースに、オリジナル脚本で実写映画化するのは『シザーハンズ』、『チャーリーとチョコレート工場』、『アリス・イン・ワンダーランド』などで強い個性を持つキャラクターたちの成長を描いてきた鬼才ティム・バートン監督。「(『ダンボ』が)お気に入りのディズニー・アニメーション」と語る彼が、その独特な映像美と世界観でファンタジックに描く全世界注目の奇跡の物語が3月29日(金)に公開となる。

ティム・バートンがこの映画に込めた想いとは?

この映画の公開に際し、自身の過去の経験を反映している主人公たちが存在し、社会に馴染めないという共通点がある、というエピソードがコリン・ファレルやバートン監督自身から語られた。

独特な世界観を持つ作品でこれまで多くの人を魅了してきた鬼才ティム・バートンは「自分が人とは違うという気持ちは、一生背負うもの。私は思春期の頃“変わっている”というレッテルを貼られたことで周囲に馴染めず、場違いな思いをしたことがある」と周りから変わり者と呼ばれ、社会に溶け込めなかった過去を持っていたことを振り返った。

続けて「だからこそ孤立した境遇をもつキャラクターに共感する」と、この過去の経験はキャラクターたちの気持ちを汲み取り、魅力を引き出すバートン監督の原動力となったことを語っている。

ダンボの運命を握るキーマン、ホルトを演じたコリン・ファレルも「ティムはアウトサイダーとしての気質を持っていて、それが作品に反映されている。人生において誰しも一度は経験する孤立という普遍的なものが、おそらく彼に強く影響を及ぼしていると思う」と、バートン監督の孤立していた過去が『ダンボ』にも見事に投影され、活かされていることを裏付けた。

「ダンボ」TV SPOT キャラクター篇

この孤立した経験があったため、彼の作品の主人公の中には純粋な心を持っているが、それぞれ理由があり社会にうまく馴染むことができない状況に置かれているという共通点をもつキャラクターが多数存在している。

『シザーハンズ』の主人公エドワードは純粋無垢な心を持っているが、その奇妙な外見から周囲に溶け込むことが出来ないというキャラクターだ。また、『ダーク・シャドウ』の主人公バーナバス・コリンズも家族思いの常識人だが、生き血を吸うヴァンパイアであるため、危険な存在として社会に馴染めずにいる。

本作の主人公ダンボも母親思いの心優しい子ゾウであるが、大きすぎる耳を持つために所属するサーカス団で恰好の的にされ、周囲とうまく馴染めない境遇に置かれている。

コリン・ファレルは「この世界にどう生まれ、どのように成長するかなんて分からない。みんな違って当然だ。だからこそその違いを受け入れ、活かしていくことが大事なんだ」と、苦い経験をしたバートン監督だからこそ伝えることができる「周囲と違うことは欠点ではなく、かけがえのない個性」であるというメッセージが『ダンボ』に込められていることを力説した。

ダンボが引き離された母を助けるため、サーカス団の家族の力を借りて新たな一歩を踏み出すファンタジー・アドベンチャー『ダンボ』。ディズニーとティム・バートンが奇跡の映像美で実写化する”新たな「ダンボ」の物語”はどのような胸を高鳴らせる体験を届けてくれるのか?
映画『ダンボ』は、全米同時となる3月29日(金)全国公開だ。

INFORMATION

ダンボ

3月29日(金)全国公開
監督:ティム・バートン
出演:コリン・ファレル、エヴァ・グリーン、マイケル・キートンほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
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竹田賢治

竹田賢治

ライター

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