1940~1960年代、アメリカの近代主義から生まれた新しいデザインの潮流“ミッドセンチュリー・モダン”の旗手、イームズ夫妻の素顔に迫ったドキュメンタリーが5月11日(土)より公開される。

画家を目指すレイ・カイザーと、当時既婚者だった建築家チャールズ・イームズ。二人は出会い、恋に落ち、やがてお互いの才能を認め“イームズ・オフィス”を立ち上げる。第二次世界大戦、アメリカの急速な近代化、冷戦と時代に翻弄されながらも、それを逆手に取り、家具をはじめ、おもちゃ、建築、映画と多岐にわたる作品を生み出していく。そして現在、20世紀を代表するデザイナーとして二人は今も世界中に影響を与え続けている。

本作は、チャールズとレイの死後、初めて明かされる二人の手紙や写真、美しい作品たちと共に、当時“イームズ・オフィス”にいたスタッフや家族へのインタビューを通じて、誰も知らないイームズ夫妻の側面に迫る。二人のデザイナーとしての生き方とこだわりが詰まったドキュメンタリー作品『ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ』。世界中に親しまれているイームズ・チェア、その誕生秘話と、夫婦の愛のものがたりをお見逃しなく。

『ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ』

2013年5月11日(土)渋谷アップリンク、シネマート六本木ほか、全国順次公開

監督:ジェイソン・コーン、ビル・ジャージー
ナレーター:ジェームズ・フランコ
出演:ルシア・イームズ(チャールズの娘)、イームズ・デミトリオス(孫)、ポール・シュ
レイダー、リチャード・ソウル・ワーマン(TED 設立者)、ケビン・ローチ(建築家)、ジェ
ニーン・オッペウォール(元イームズオフィス・デザイナー)、デボラ・サスマン(元イー
ムズオフィス・デザイナー)、ゴードン・アシュビー(元イームズオフィス・デザイナー)
(アメリカ/2011/英語/カラー&モノクロ/HDCAM/84 分)
配給・宣伝:アップリンク
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