iTunes Storeで毎週水曜日に更新される「今週の映画」コーナー。今週は、『セブン』『ファイト・クラブ』、そして『ソーシャル・ネットワーク』や『ドラゴン・タトゥーの女』で世界中の映画ファンを虜にしてきたデヴィッド・フィンチャー監督の最新作『ゴーン・ガール』を100円でレンタルしよう。

本作では、結婚5周年の記念日に起こった妻エイミーの失踪事件を発端にメディア、警察、弁護士が錯綜、妻の行方を心配する夫が翻弄される様子が描かれる。

サウンドトラックは、アカデミー賞受賞作品『ソーシャル・ネットワーク』や『ドラゴン・タトゥーの女』も担当したナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーとアッティカス・ロスのコンビ。インダストリアル・サウンドが物語の緊張感と冷たい映像を煽る。

映画『ゴーン・ガール』予告編

あらすじ

鬼才デイヴィッド・フィンチャーが描くサイコ・サスペンス! 失踪した妻と疑われた夫。メディアが暴く夫婦の秘密とは…。結婚5周年の記念日。誰もがうらやむような幸せな結婚生活をおくっていたニックとエイミーの夫婦の日常が破綻する。エイミーが突然姿を消したのだ。部屋は荒らされ、キッチンに残されたエイミーの大量の血痕から警察は他殺と失踪の両方の可能性を探る。憔悴した表情で行方のわからなくなった妻を心配する夫ニック、だが彼にも捜査の手が及び窮地に立たされる。妻エイミーに何が起きたのか…。

以下、iTunesレビュー

毎週、スタッフが選んだおすすめの1本を特別レンタル価格100円で紹介する「今週の映画」。
今週は、女流作家ギリアン・フリルによるミステリー小説を映画化(著者自ら脚色)、スタイリッシュな映像と緻密な演技で人間の闇を映し出したサスペンス『ゴーン・ガール』。監督デイヴィッド・フィンチャーの出世作『セブン』にも通ずる残忍な場面はもちろん、二転三転する謎解きと心理ゲームに目が釘付けになる。夫の故郷ミズーリ州の小さな町で暮らす都会育ちの妻が、結婚5周年を迎えた日に姿を消す。次々と発見される証拠とマスコミの過激報道が残された夫を追い詰め、逮捕への秒読みが始まった瞬間、物語は急展開、犯人探しの枠を飛び越えて心理戦になだれ込む。公開当時、ブラックな笑いと後味の悪い教訓を突きつけるラストに女性たちが共感する一方、男性の間では「カップルで見てはいけない」とささやかれたとか。妻役でアカデミー賞で主演女優賞にノミネートされたロザムンド・パイクは、起用の際に監督から4ヶ月の間に体重を5〜7kg増減させるように要求されたという。その完璧な役作りは本作の見どころの1つ。

RELEASE INFORMATION

ゴーン・ガール

監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:ギリアン・フリン 
原作:ギリアン・フリン『ゴーン ・ガール』(2013年6月6日小学館文庫刊)
キャスト:ベン・アフレック、ロザムンド・パイク
製作:リース・ウィザースプーン、ブルーナ・パパンドレア、レスリー・ディクソン

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