賞レースを席捲する数多くの名作を世に送り出してきたサーチライト・ピクチャーズが、『スリー・ビルボード』で2度目のアカデミー賞主演女優賞を手にしたフランシス・マクドーマンドを再び主演に据え、今最も注目されている新鋭監督クロエ・ジャオと共に贈る最新作『ノマドランド』。この度、現地時間1月26日にナショナル・ボード・オブ・レビュー賞(The National Board of Review Awards)が発表され、本作が撮影功労賞(ジョシュア・ジェームス・リチャーズ)を受賞し、作品賞トップ10にも選出された。

フランシス・マクドーマンド主演『ノマドランド』がナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で作品賞トップ10入り!

先日開催された第77回ベネチア国際映画祭では<金獅子賞>、さらにはアカデミー賞にもっとも近い賞との呼び声も高い第45回トロント国際映画祭では<観客賞>を受賞した本作。それぞれの映画祭における最高賞を制覇するという史上初の快挙を成し遂げ、本年度アカデミー賞最有力作品として賞レース最前線を独走している。そして、賞レース前哨戦のなかでも大きく注目されるナショナル・ボード・オブ・レビュー賞では、『ザ・ライダー』に続いてジャオ監督とタッグを組んだ撮影監督のジョシュア・ジェームス・リチャーズが撮影功労賞を獲得し、作品賞トップ10にも選出された。本年度アカデミー賞ノミネートにも期待がかかる。

企業の破たんとともに、長年住み慣れたネバタ州の住居も失ったファーンは、キャンピングカーに亡き夫との思い出を詰め込んで、〈現代のノマド=遊牧民〉として、季節労働の現場を渡り歩くことを決意する。その日、その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流とともに、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていく──。

ファーンを演じるのは、『スリー・ビルボード』で2度目のオスカーを手にしたフランシス・マクドーマンド。実在のノマドたちのなかにマクドーマンド自らが身を投じ、彼らと路上や仕事場で交流し、荒野や岩山、森の中へと分け入っていく。前作『ザ・ライダー』で映画賞43ノミネート24受賞という栄誉に輝いたクロエ・ジャオ監督とともに、ドキュメンタリーとフィクションの境界線を軽々と超えて、全く新しい表現ジャンルを切り開いた作品となっている。

全米では今週1月29日(金)より、ジャオ監督と、ジョシュアによって美しく切り取られた劇中の圧巻の光景をスクリーンいっぱいに体感できるIMAXでの先行劇場公開を控えており、ますます期待が寄せられている。日本での公開は3月26日(金)の予定だ。自然の美しさと自由の素晴らしさを劇場でぜひ体感してほしい。

『ノマドランド』予告映像

INFORMATION

ノマドランド

フランシス・マクドーマンド主演『ノマドランド』がアカデミー前哨戦で作品賞トップ10入り!ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で撮影功労賞受賞 film210127_nomadland_1

3月26日(金)全国公開
監督:クロエ・ジャオ『ザ・ライダー』(17)、『エターナルズ』(21)
キャスト:フランシス・マクドーマンド、デヴィッド・ストラザーン、リンダ・メイ ほか
全米公開:2月19日 原題:Nomadland 原作:「ノマド:漂流する高齢労働者たち」(ジェシカ・ブルーダー著/春秋社刊)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C) 2020 20th Century Studios. All rights reserved.

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