『日日是好日』『セトウツミ』『さよなら渓谷』などの大森立嗣監督が、3人の少年の純粋にして過激な疾走を渾身のオリジナル脚本で映画化した最新作『タロウのバカ』から、本編映像が解禁された。

ハードなシーンが多い中、公園でじゃれ合う姿が公開

本作は、名前と戸籍がなく、一度も学校に通ったことのない主人公・タロウと、そんなタロウに惹かれる高校生のエージスギオ、3人の生と死の狭間を駆け巡る疾走を描いた過激な作品だ。全編にわたりハードなシーンが続くが、一方で10代の高校生らしい躍動感と、エネルギーに満ちた姿も垣間見られる。

この度解禁された本映像は、タロウ(YOSHI)、 エージ(菅田将暉)、スギオ(仲野太賀)の3人が、公園で仲良く遊ぶシーンだ。

公園でじゃれ合う菅田将暉と仲野太賀の笑顔に注目『タロウのバカ』若さあふれる本編映像が公開 film190906_taronobaka_02

公園でじゃれ合う菅田将暉と仲野太賀の笑顔に注目『タロウのバカ』若さあふれる本編映像が公開 film190906_taronobaka_01

映像は、無邪気にターザンロープで遊んでいるタロウの姿から始まり、エージとスギオが砂場でケンカごっこを繰り広げている姿が映し出される。取っ組み合い、ボクシングさながらの殴り合いが続き、最後はエージの強烈なローキックでスギオがダウンする。高校生の男子たちの他愛もない放課後を切り取っている。

本映像の後半では、スギオが思いを寄せる女子高生・洋子(植田紗々)がサラリーマンと歩いている所を3人が目撃することに。エージがタロウに「見ろよ、コイツ(スギオ)が好きな女」と茶化すように言うと、スギオが「好きじゃねぇよ」と、少し動揺した様子でつぶやく。スギオが一方的に思いを寄せる洋子は、心の淋しさを埋めるように援助交際に走ってしまう女の子だ。果たしてスギオは洋子に思いを伝え、彼女を救うことができるのか。2人の今後の関係性も気になるところだ。

「僕の中でこの映画の目標は、3人に一瞬でも⻘春があれば、ということだけだった。いきりたって駆けだすような感覚を、どこかで3人がガッとなるような瞬間を作れればなって」と菅田将暉が語るように、まさに⻘春時代の熱量が感じられる1シーンだ。いよいよ本日から公開となった『タロウのバカ』。本編映像が気になったら、是非とも映画館に足を運んでみてほしい。

菅田将暉&仲野太賀 公園で喧嘩ごっこ! 本編解禁映像

タロウのバカ

9月6日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー

監督・脚本・編集:大森立嗣
音楽:大友良英
出演:YOSHI/菅田将暉/仲野太賀/奥野瑛太/豊田エリー/植田紗々/國村隼
製作:「タロウのバカ」製作委員会 配給:東京テアトル
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