『夏の終り』(13)以来、4年ぶりの満島ひかり単独主演となる映画『海辺の生と死』が、いよいよ7月29日(土)テアトル新宿ほかにて全国公開!

満島ひかり主演、映画『海辺の生と死』本編冒頭映像が公開!戦争末期の儚い恋のきらめきがそこに film170721_umibenoseitoshi_2-700x467

傑作『死の棘』を世に放った小説家・島尾敏雄と、その妻、島尾ミホ。後年、互いに小説家であるふたりがそれぞれ執筆した戦時下での鮮烈な出会いと恋の物語を原作に、奄美大島、加計呂麻島でのロケーションを敢行し、完全映画化を果たした『海辺の生と死』。 

『夏の終り』(13)以来、4年ぶりの単独主演として、島尾ミホをモデルとする主人公トエを演じたのは、先日、第54回ギャラクシー賞でテレビ部門「個人賞」を受賞するなど、TV、映画、舞台とますます活躍の場を広げる満島ひかり。

本作では、後年苛烈で劇的な人生を送ったことで知られ、無垢で激しい愛ゆえに狂気に至った女性として聖女のように評されるようになってゆく島尾ミホの娘時代を、自身も奄美群島にルーツを持つ満島ひかりが、その圧倒的な存在感と演技力で演じ切り、早くも話題となっている。

今回、満島ひかり演じるヒロイン・トエと、永山絢斗演じる特攻艇隊の隊長・朔中尉が初めて出会う場面を含む本編冒頭映像が公開!

映画『海辺の生と死』冒頭映像

鳥や虫の声が鳴り響く森の中を、いつものように子供たちと遊びながら歩いているトエ。「神鳥よ、神鳥よ/女ならば 布を織ってみせろ/男ならば 水にもぐってみせろ」と島唄を元気に歌うトエたちの目の前に現れた、軍服姿の男性。「明日から、この通り道を通ってはいけない。いいね。」という。驚くトエ。この男性こそ、のちに互いに好意をいただくことになる朔中尉だった……。自然豊かな島の日常にも忍び寄る戦争の影、そんな状況下で出会い、切なく燃え上がるヒロイン・トエと朔中尉の恋の物語へとつながる重要な冒頭映像をぜひお見逃しなく。

『海辺の生と死』公開初日(7月29日(土)にテアトル新宿にて初日舞台挨拶開催が決定!

10:45の回(上映後)、14:20の回(上映前)の2回、満島ひかりさん、永山絢斗さん、井之脇海さん、川瀬陽太さん 津嘉山正種さん、越川道夫監督が登壇予定です。チケット販売は22日(土)より劇場窓口、オンラインチケット予約にて開始いたします(全席指定制)。詳細は劇場サイトまで。

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海辺の生と死

7月29日(土)より、テアトル新宿ほか全国順次公開!

出演:満島ひかり 永山絢斗 
井之脇海 川瀬陽太 津嘉山正種
脚本・監督:越川道夫/原作:島尾ミホ「海辺の生と死」(第15回田村俊子賞受賞・中公文庫刊)島尾敏雄「島の果て」ほかより/
脚本監修:梯 久美子/参考文献:『狂うひと―「死の棘」の妻・島尾ミホ』(新潮社刊)/歌唱指導:朝崎郁恵/企画・製作:畠中鈴子/製作:株式会社ユマニテ/制作:スローラーナー/配給:フルモテルモ、スターサンズ 2017年/日本/155分/DCP/5.1ch/16:9/カラー  
(C)2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ

STORY 昭和19年(1944年)12月、奄美 カゲロウ島(加計呂麻島がモデル)。国民学校教員として働く大平トエは、新しく駐屯してきた海軍特攻艇の隊長 朔中尉と出会う。朔が兵隊の教育用に本を借りたいと言ってきたことから知り合い、互いに好意を抱き合う。島の子供たちに慕われ、軍歌よりも島唄を歌いたがる軍人らしくない朔にトエは惹かれていく。やがて、トエは朔と逢瀬を重ねるようになる。しかし、時の経過と共に敵襲は激しくなり、沖縄は陥落、広島に新型爆弾が落とされる。そして、ついに朔が出撃する日がやってきた。母の遺品の喪服を着て、短刀を胸に抱いたトエは家を飛び出し、いつもの浜辺へと無我夢中で駆けるのだった……。

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