――ナカジマさんは時計を集めるのが趣味だとか。

ナカジマ (当日つけている時計を見せる)。

――大きいですね(笑)! どういう種類の時計なんですか?

ナカジマ 70(ナナマル)エイジっていうんですけど、1968年から72年ぐらいのスイスの時計が好きなんですよ。その後は機能が大事だろってなって、薄く軽くなっていったんですけど、この時ってコストも無視して大きく重くしてる時なんですよ。

――意味がわからないですね(笑)。

和嶋・鈴木 ハハハ!

ナカジマ でもこういうごっついデザインが好きなんですよ。当時は靴とかもそういう傾向だったと思います。

和嶋 ネクタイや襟の幅も広かったりして、肥大化していく傾向にあったんじゃないですか?

ナカジマ しかも僕は機械式時計の手巻きが好きなんですよ。4年に一度オーバーホールすると新品に戻るし、そういう手間をかけるものが好きなんですね。で、最近になって気がついたんですけど、昔から趣味の多い人間が好きだったんですね。それで自然と趣味が多くなってきたんだなと思って、最近はダムにハマってます。

和嶋・鈴木 ハハハ!

【インタビュー】女性ファン、急増中。『萬燈籠』をリリースした人間椅子の素顔に迫る! feature130812_ningen-isu_5-1

――ダム?

ナカジマ うわ、ちょうど人に見せる用に持ってるわ、ダムカード。もうね、ダムそのものが好きなんですよ。コンクリートの塊であるところとか、放流も好きだし、ダムそれぞれに性格があるじゃないですか?

和嶋 それは知らないけど(笑)。もうライブの前だってこの話に付き合わされますからね。

鈴木 ダムに沈んだ町の話とかね。

ナカジマ そう。憂いがあってね。ブルースっていうか。

和嶋・鈴木 ハハハ。

ナカジマ 実は日本に2000基以上あるんだけど、それが今、ちょうど寿命を迎えてるんですよ。だから今度は下流をせきとめて今までのダムが沈むの! そこにまたブルースがあるんだよ。僕、ダムマイスターに登録しようと思ってて。

鈴木 思いっきり踊らされてる気がする(笑)。

和嶋 自治体やら国土交通省に(笑)。ゆるキャラ連発の次はダム、みたいな(笑)。