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脚本・演出・そして自身もキャストの1人に名を列ねる濱田真和と主演の古舘佑太郎の2人に、<blue , blew , bloom>に込められた想いを軸に、偶然のようで必然的なタイミングで互いに訪れた「変化」、シンクロする感性について語ってもらった。

俳優/脚本・演出家の濱田真和が2014年に立ち上げたSuperendrollerによる舞台<Superendroller LIVE“scene02”『blue , blew , bloom』>が、3月1日(火)〜6日(日)東京・原宿のVACANTで上演される。

昨年9月に同会場で上演された<sea , she , see>に続きSuperendrollerプロデュース第2弾となる今作は、現在活動休止中のThe SALOVERSフロントマン 古舘佑太郎を主演に迎え、音楽/宮内優里、照明作家/渡辺敬之(仕立て屋のサーカス)らとともに1人のミュージシャンの葛藤と変化を描く物語。

なお、濱田真和をはじめ、いのうえあい(シンガーソングライター)、光根恭平(役者/モデル)、弥香(モデル)の4人で構成されるSuperendrollerは、いのうえが3月に自身初となるミニアルバムのリリース、光根が昨年発表されたValentino Khan“Deep Down Low”のMVに主演、弥香がファッション誌『mina』のレギュラーモデルや舞台・ドラマへの出演を務めるなど、各々の活動にも注目が高まっている。

Valentino Khan – Deep Down Low(Official Music Video)

今回は、脚本・演出・そして自身もキャストの1人に名を列ねる濱田真和と主演の古舘佑太郎の2人に、<blue , blew , bloom>に込められた想いを軸に、偶然のようで必然的なタイミングで互いに訪れた「変化」、シンクロする感性について語ってもらった。

Interview:濱田真和、古舘佑太郎

1人のミュージシャンの葛藤と変化。古舘佑太郎 × 濱田真和が語る舞台<blue , blew , bloom> interview160223_bbb_11

(左)濱田真和、(右)古舘佑太郎

——現在、稽古真っ最中ですね。(取材は2016年2月上旬)

古舘佑太郎(以下、古舘) 主演って、こんなにもドキドキするもんなんだと日々感じてます。バンドで曲作って歌うのも、ある種主演みたいなもんじゃないですか。でも、それとは違う緊張感があって。これが快感になるか転げ落ちてとんでもないことになるか…そのあたりが未知数で、初めての舞台より緊張してますね。真和さん、今回誘ってくれたのって何月でしたっけ?

濱田真和(以下、濱田) オファーをしたのは去年の11月かな。最初に挨拶させてもらったのは、前作<sea , she , see>を観に来てくれたときで。

古舘 <sea , she , see>を観て、僕が一番好きな岡崎京子さんの『リバーズ・エッジ』っていうマンガと同じ匂いがするなと思ったんです。それを真和さんに言ったら「読んだことないや」って言ってましたけど。

濱田 うん、読んだことないね(笑)。それで、そのあと僕がミュージシャンの話をやろうって決めたときにパッと浮かんだのが彼でした。

——初期段階で主演のイメージは固まってたんですね。

濱田 そうですね。むしろ古舘さんがOKしてくれなかったら、この作品は流れてたと思います。今回主演をお願いした一番の理由が、The SALOVERSのときから感じていた古舘さんが持ってるいい意味での青クサさと未知数の魅力で。それを生かすも殺すも、僕の演出次第なのかなとは思ってます。

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——Superendrollerプロデュース第2弾となる今作も濱田さんが脚本・演出を務めていらっしゃいますが、まずは物語が成り立つまでの経緯を聞かせてください。

濱田 実は<sea , she , see>の公演後、燃え尽き症候群みたいになってしまって。色々な意見や評価を受けて、これを超えるには自分が変わらないと…って思っていたし、「作り続けないと」っていう焦りもあって。でも、何も思い浮かばなくて。そんな時に、ある尊敬するアーティストの方から「濱田さんは昔の僕に似てますね」って言われたことを思い出して、その方に連絡してみたんです。そしたら彼が、「変わるキッカケになる言葉があった」という話をしてくれて。それを聞いて、人が変わる瞬間を描いてみたいと思いました。そうすることで、僕自身も変われるんじゃないかって。

——それって客観的な作業のように見えて、すごく自己投影的ですね。

濱田 そうなんです。書いては直し書いては直し……、どうしても今までの自分での経験値で書いてしまっていることに気づいて愕然としましたね。自分が積み上げてきたと思っていたものに足止めされているような感覚で。だから、もう一度<sea , she , see>の時とは違う角度から自分と向き合うことにしました。生まれ故郷の高知に帰ったり、わざと何も考えない時間を作ったり。例えば両親と話していると、やっぱり僕は彼らの息子で、教育や環境によって自分が形成されていることを痛感したんですけど、その時点で道が出来上がってるとしたら、どうすればそこから外れられるのか、変わるっていうのはどういうことなのかって。そんなふうに過ごしていたら、ひとまず完成稿はあがりました。

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次ページ:古舘「根っこの部分が似てるって勝手に思って、その場で出演を決めました。」

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野中ミサキ

野中ミサキ

ライター

某レコード ショップ勤務後、雑誌編集者を経て2015年にフリーライター/エディターへ転向。月刊誌・書籍~ウェブメディアでの執筆まで幅広く 携わる。FREE ならぬ FLOWの精神で、おもしろいほうへと漂うように活動中。

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