インダストリアルなメタルナンバー「Catch me if you can」では、RAINBOW STAGEの広さを使った、キレのあるかくれんぼを模したダンスを展開。YUIMETALとMOAMETALのキュートなダンスに反応するかのようにフロアには大きなモッシュサークルが出来上がり、オーディエンスの興奮はさらに高まっていく。そして、BABYMETALの一番ポップな曲であり、彼女たちのインディーズデビュー曲でもある「ド・キ・ド・キ☆モーニング」では、再びSU-METALの表情の変化に目を奪われた。刺すような鋭い視線を投げかけたかと思えば、次の瞬間には弾けるような笑顔を見せる。圧倒的な歌唱力に加え、これまで以上に豊かなSU-METALの表現力に、BABYMETALが新たな領域に突入していく予感を抱かせた。

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ゾクゾクするようなライヴはまだまだ続く。「いいね!」の中盤ではグッタリしたオーディエンスが係員に運び出される事態も起こり、BABYMETALのパフォーマンスの破壊力を再度実感。「1年前、サマソニの小さなステージに初出場し、その時に観たレインボーステージがとても大きく思えた。今年は遂にそのステージに自分達が立つ」というストーリームービーをはさみ、YUIMETALとMOAMETAL の2人がお立ち台に立ってCO2を撒き散らした「ヘドバンギャー!!」や、日本のライヴではまずお目にかかれない巨大な“ウォール・オブ・デス”が発生した「イジメ、ダメ、ゼッタイ」など、ステージとフロアがひとつとなり、壮大なエンターテイメント空間を作り上げた。MC無しで駆け抜ける、決して変わることのないストイックなアティテュードに、ライヴ終了後には、BABYMETALのファンか否かに関わらず、その場にいた全てのオーディエンスが満足気な表情でステージへ向けて拍手喝采を送っていた。