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パッとしないお天気が続く今日この頃。そして梅雨が明ければついに夏本番、蒸し暑い日本の夏が到来します。

今回は、そんな日本の夏を乗り切るための極上爽やかミュージックをご紹介。題して「ボッサ・ヒップホップ」特集。ボサノヴァやラテンジャズ、サンバなど、あらゆるブラジル音楽がサンプリングネタとして使用されているヒップホップ楽曲を独断と偏見でピックアップ!

雨のなか家でコーヒーでも飲みながら、日曜の午後にうたた寝しながら、梅雨の中休みに公園でそよ風に吹かれながら……。夏本番直前の今から聴いておきたい、南米仕込みの清涼剤「ボッサ・ヒップホップ」をご堪能あれ!

ブラジリアンソウル×次世代ユニットが作り出すグルーヴ “Link Up”

NxWorries (Anderson .Paak & Knxwledge) – Link Up

NxWorries(ノーウォーリーズ)が2016年にリリースしたファースト・アルバム『Yes Lawd!』に収録されている一曲、“Link Up” 。

チン・マイア、イルドンと並ぶ三大ブラジリアン・ソウルの偉人、Cassiano(カシアーノ)の “Onda”をサンプリングして作られたこの作品。

アンダーソン・パークのスモーキーでソウルフルな歌声にナチュラルに溶け込むブラジリアンサウンドが衝撃的な心地よさを生み出しています。

元ネタはこちら。

Cassiano – Onda 12″

発表後、サンプリングネタの人気が急上昇! “Raid”

Madvillain – Raid

Osmar Milito e Quarteto Formaの“América Latina”が元ネタのこちら。

鬼才 MF DOOMと天才 MADLIBが2004年に初タッグを組みリリースされた、Madvillainの伝説的アルバム『MADVILLAINY』の5曲目に収録されている“Raid”。MEDAPHOAR a.k.a. MEDがフィーチャリングとして参加しています。

ブラジリアン・ソフトロックが持つ楽園的な幸福感を維持しつつ、しっかりブラックな雰囲気も散りばめられた疾走感あふれる一曲。元ネタと合わせて聴くと、より面白いかと思います。

Osmar Milito e Quarteto Forma – América Latina

全音楽界に激震! 奇跡のコラボレーションが実現 “That Heat”

Sergio Mendes – That Heat ft. Erykah Badu, will.i.am of The Black Eyed Peas

ブラジル音楽界の巨匠 Sergio MendesBlack Eyed Peasを迎えた2006年発表作『Time Less』から、Erykah Badu(エリカバドゥ)とwill.i.amが参加している楽曲“That Heat”。

ボサノヴァを始めとしたブラジル音楽をポップで洗練されたアレンジで世界へと広めたSergio Mendesがリリースした『Time Less』は、アルバム全体を通してブラジル音楽とヒップホップ/R&Bとの融合をテーマとしており、とても面白い内容になっています。

こちらの“That Heat”、一曲の中でブラジル音楽の様々な要素を楽しむことができるかなり肉厚なトラックですが、何といってもErykah Baduの歌声との絶妙なマッチ感がたまりません。

あの歴史的問題作のリミックス版にも? “Woo Hah!(J Dilla Remix)”

Busta Rhymes – Woo Hah! (Unreleased Dilla EP Remix)

チルな雰囲気とはズレますが、Sergio Mendesつながりでこちらも。Sergioがプロデュースした1970年発売のEdu Lobo(エドゥ・ロボ)のアルバム『SERGIO MENDES PRESENTS LOBO』に収録されている“Ponteio”をサンプリングした、Busta Rhymesの“Woo Hah!” J Dillaリミックスです。

曲中、流れるように様々な顔を見せていく60sボサノヴァの名曲“Ponteio”も、J Dillaの手にかかれば怪しくて不穏な雰囲気のループに一変。Busta Rhymesのオリジナルとはまた違う中毒性にやられる……!

元ネタはこちらです。
Edu Lobo – Ponteio

これぞボッサ・ヒップホップの真骨頂? “Taxi Bossa”

FloFilz – Taxi Bossa [Official Video]

最後は、ドイツの名門〈Melting Pot〉に所属するジャーマンビートメイカー FloFilzが昨年リリースしたアルバム『CENARIO』より“Taxi Bossa”。

ヴィブラフォンとシンプルなドラムビーツの運命的な出会いを体現した究極のチル・ミュージック! 夏に限らず晴れた日には欠かさず聴きたい一曲です。

いかがでしたか? ヒップホップとの相性が抜群のブラジル音楽ですが、他にもまだまだ意外な曲に使われたりしているので、それぞれお気に入りの曲をディグしてみるのもいいかもしれません。

汗ばむ夏も、ボッサ・ヒップホップの魔法で爽やかな気分を楽しんでいきましょう。

嶋田 汐

嶋田 汐

Qetic編集部

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