ップ・ミュージックの流行発信地=イギリスの「いま」がわかる賞として、老若男女の洋楽ラヴァーを惹きつけている音楽の祭典<ブリット・アワード(Brit Awards)>。

前回は「<ブリット・アワード>とはなんぞ?」という基本情報を今年の受賞者やハイライトと共にご紹介しましたが、格式高い<グラミー賞>に比べてどこかユル~い雰囲気のためか、アーティストの“素”や意外な交友関係が垣間見えるのも魅力のひとつでしょう。また、第一線で活躍するアーティストやバンド、あるいはモデルやセレブまでもが一堂に会する授賞式だけに、毎年、予想外のスキャンダルやゴシップにも事欠きません。

今回は、何度目かの黄金期を迎えつつあるマドンナと、今もっともノリにノッているサム・スミスの怒涛の快進撃を振り返りつつ、<ブリット・アワード>とも馴染み深い海外アーティスト/セレブの相関図をギュギュッとまとめてみました。これで2015年のゴシップ情報はバッチリ!

目次:
– 爆走! 迷走? 2015年を騒がせたマドンナの3大事件簿をプレイバック
– LGBTに優しい街、新宿二丁目でサム・スミスの好感度調査を実施!!
– 恋多き女テイラー・スウィフトを中心に、BRITs相関図を作ってみたよ

■爆走! 迷走? 2015年を騒がせたマドンナの3大事件簿をプレイバック

先日、51の国と地域でiTunes1位に輝いた3年ぶりのニュー・アルバム『レベル・ハート』をリリースしたポップ・ミュージックの女帝マドンナ。昨年12月に13曲ものデモ音源がリークされ、「これは芸術に対するレイプよ!」と怒り心頭でしたが(犯人はすぐに逮捕)、2015年に突入してまだ3ヶ月しか経ってないというのに、彼女を取り巻くニュースやゴシップは後を絶ちません。というわけで、マドンナの3大事件簿をプレイバックしてみましょう。

1. チャーシューじゃねぇよ! マドンナのインスタにハリセンボン春菜が登場した件

事の発端は、タレントのベッキーが投稿したツイッター。

Living for creativity! Well done @mertalas #respectartandtheorocess #myfansdoitbetter #rebelheart

Madonnaさん(@madonna)が投稿した動画 –

そう、マドンナのインスタグラムに投稿されたスライドのトップを飾ったのは、「角野卓造じゃねぇよ!」でお馴染みの女芸人、ハリセンボンの近藤春菜さんでした。このキョーレツな写真は、フジテレビ系列で放送されていた人気バラエティ番組『はねるのトびら』に近藤春菜さんが出演した際、罰ゲームとして顔をゴムでグルグル巻きにされた時のもの。

「まるでチャーシューだw」と数年前にネット上を駆け巡りましたが、そもそもこのスライドは『レベル・ハート』のプロモーションの一環として、マドンナがファンからジャケ写のパロディー画像を公募した際の作品のひとつ。中にはキング牧師やネルソン・マンデラといいった歴史上の偉人の顔にもワイヤーで縛ったような加工が施されていて、「偉大な運動家に対して失礼」と批判が殺到しましたが、それも込みでマドンナ流の炎上商法だったのかも? よって、マドンナ自身がハリセンボンの存在を知っていたとは考えにくいですが……日本列島に衝(笑)撃が走ったことは言うまでもありません。

2. マドンナの反骨精神を反映した新作『レベル・ハート』が“攻め”まくっている件

そんな新作『レベル・ハート』ですが、もちろん中身も超強力。デラックス盤では全19曲(日本盤ボートラを含めると20曲!)収録とフル・ボリュームながら、1曲1曲に込められた熱量がハンパじゃなく、オープナーの“Living for Love”からラストの表題曲“Rebel Heart”まで、マドンナのメロディー・メーカーとしての手腕と反骨精神がギンギンに冴え渡っています。ディプロ、アヴィーチー、カニエ・ウェストといったプロデューサー陣を筆頭に、各曲で招集されたソングライターたちも豪華絢爛。また、ニッキー・ミナージュやチャンス・ザ・ラッパー、ナズ、そしてマイク・タイソン(!?)といったゲスト・ヴォーカリストを迎え、かつてなく「ヒップホップ」へと接近した“攻め”の1枚でもあり、8月からスタートする<The Rebel Heart world tour>は過去最大級の規模になりそう。06年の<Confessions Tour>以来となる来日公演は実現するのか……? 大いに期待が高まります。

Madonna – “Living For Love”

3. メディアもファンも翻弄されっぱなし。<グラミー賞>では、まさかの尻解禁な件

<ブリット・アワード>の授賞式ではライヴ・パフォーマンス中に転倒して視聴者をヒヤリとさせたマドンナ(でも、すぐに持ち直したのはさすが!)、約2週間前にLAで開催された<第57回グラミー賞>においても、その存在感はグンバツでした。レッドカーペットに登場した時の衣装はジバンシィのセクシーな闘牛士風ドレスで、足元は網タイツ&ニーハイブーツと彼女にしては露出控えめ? と思われた直後、スカートを直そうとしてお尻全体を丸出しにしてしまう……というサプライズ。わざわざカメラマンの前でやってのけるあたり、確信犯ですね。もうすぐ“アラ還”だというのに、レディー・ガガに負けじとメディアもファンも翻弄するマドンナ様。2015年の残り4分の3は、一体どんなネタを提供してくれるのでしょうか?

Madonna performs ‘Living For Love’ | BRIT Awards 2015

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