“メタル・ゴッド“としてヘヴィ・メタル界を長年牽引してきたイギリスが世界に誇るロック・バンド、ジューダス・プリーストが世界のロック・シーンを完全征服した直後の84年に発表した名盤『背徳の掟』(現題『ディフェンダーズ・オブ・ザ・フェイス』)の30周年記念盤『背徳の掟-30thアニバーサリー・エディション-』を日本はソニー・ミュージックジャパンインターナショナルより3月4日(水)に日本先行で発売することが決定した。

74年にデビューし、80年の『ブリティッシュ・スティール』、82年の『復讐の叫び』で英国や日本のみならず念願の全米大ヒットを記録、一躍“メタル・ゴッド”として世界のヘヴィ・メタル・シーンの王者に登り詰めたジューダス・プリースト。その長い歴史の中で、頂点に君臨しつつもフロントマンであるロブ・ハルフォード(Vo)の一時脱退(93年)や、近年ではオリジナル・メンバーのK.K.ダウニング(G)の脱退(11年)など、幾度もの存続危機を迎えてきた。しかし、ロブ・ハルフォードが03年に復帰して以降は、その鋼の信念によって、今日に至るまでへヴィ・メタルの筆頭バンドとしてアグレッシヴに活動し続けている。その証拠に今年の7月に発表した17枚目のアルバム『贖罪の化身』は、全米初登場6位とアメリカにおけるバンド史上最高のチャート・アクションを記録し、日本でもオリコン週間ランキングで初登場15位、洋楽ランキングでは初登場2位と強固な人気を誇っているのである。

そのジューダス・プリーストが、デビュー10周年の節目にあたる84年に発表した通算9枚目のオリジナル・アルバム『背徳の掟』の発売30周年を記念して、完全生産限定のスペシャル・エディションを発売することがこの度発表された。本作はCD3枚組となっており、ディスク1は『背徳の掟』レコーディング時のプロデューサー兼エンジニアのトム・アロムが改めて手掛けた『背徳の掟』の最新リマスター盤、そしてディスク2と3は、ジューダス・プリーストが乗りに乗ったまさに絶頂期ともいえる84年の全米ツアーより、5月5日のロングビーチ・アリーナ公演を完全収録したライヴ盤となっている。また、パッケージも特別仕様となっており、アートワークは30周年記念盤用にリニューアル、8面からなる紙ジャケットの豪華仕様になっているという。

さらには、待望の日本公演が2015年3月に開催されることが先日発表された。この来日公演にあわせ、『背徳の掟-30thアニバーサリー・エディション-』が世界に先駆け日本では3月4日(水)に発売されることも決定した(イギリスが3月9日、アメリカが3月10日発売予定)。本国以外で世界で最初期にブレイクした国が日本ということもあり、来日公演に間に合うタイミングでの発売を日本のファンのためだけににプレゼントしたいというバンドに意向を汲んだものだという。長年応援してきた日本のファンにとってはこれい以上ない嬉しいニュースだろう。しかも、この『背徳の掟』は日本におけるジューダス・プリーストの全作品中1、2位を争う不動の人気盤として長年売れ続けている超名盤として認知されている。そういう意味でも、日本のファンにとっては特別な30周年記念盤となること必至だ。

Event Information

ジューダス・プリースト 来日公演
2015.03.07(土)@大阪:オリックス劇場
2015.03.09(月)@名古屋:名古屋市公会堂
2015.03.11(水)@東京:日本武道館
2015.03.13(金)@札幌:ZEPP SAPPORO

*来日公演に関するお問い合わせ:クリエイティブマン(03-3499-6669)

Release Information

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