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韓国ヒップホップ、興味はあるけどどこから入ればいいかわからない……。そんな方は、近いセンスや方向性を持って集まった「クルー(集団)」別にディグしていくのがオススメです。

実はお隣国、韓国のヒップホップシーンでは、一個人としての活動ももちろんですが「クルー」としての結びつきが非常に強いんです。

その程度はまちまちですが、楽曲や映像の制作をそのメンバー内だけで完結させたり、ときにはレコードショップや古着屋さんを開くなど、ある意味会社のようなことをしているクルーまで(レーベルとなる場合もあります)。

今回は、今や無数に存在するK-HIPHOPクルーの中で、特にこれから日本で注目されるべき5組をピックアップ。オーバーグラウンドからアンダーグラウンドまで、様々なスタイルで活動を続けるクルーを一気にご紹介します。

それでは、あなたの感性をここぞとばかりに刺激する、魅力的なクルーとの遭遇をご堪能ください。

元祖の風格 Speaking Trumpet

2007年に結成し、K-HIPHOPのアングラシーンを第一線で活躍し続けるクルー、Speaking Trumpet

Nuck、D.Theo、Zito、Kangsanyeoul、Minos、Kebee、RHYME-A、Born Kim、Huckleberry P、Suda、DJ Juice、Boyrockの12名で構成される、元祖・韓国ヒップホップクルーです。

それぞれが別のレーベルに所属しながらクルーとしての活動を続けており、2014年9月にはコンピレーション・アルバム『Speaking Trumpet』を発表。さらに2015年7月にはメンバー全員が集結した初来日公演も行われました。

こちらはその来日の際に撮影されたMV。現行の韓国シーンにおける正統派ヒップホップを目撃できます。彼らが渋谷の街を闊歩している姿も見所となっています!

Speaking Trumpet「Passport」Music Video

もちろんクルーとしてだけでなく、それぞれが個人としての活動も高い評価を受けています。Kangsanyeoulが昨年リリースしたEP『Ponette』も合わせてチェックしてみてください。

チルのお供に LEGIT GOONS

BLNK-Time、Bassagong、Jayho、Jaedalの4MCと、Biglightbeatz、Authentic、Ideal、HI-LITE RECORDS所属のYosiや今年6月よりAOMGに加入したCode Kunstといったビートメイカー陣、さらに映像ディレクターのCockyやOjun、フォトグラファーのDonggunなどなど、2012年の結成時からじわじわと増員を続けている謎多きクルー、それがLEGIT GOONS

一言でいうなれば、とにかくなんでもやっちゃう「クルー内完結型」の最強クリエイター集団です。

<KOREAN HIPHOP AWARDS 2018>でアルバム『Junk Drunk Love』がHip-hop Album of the Yearを受賞したことで注目を浴びており、先日ソウル市内にて行われた<HIPHOP PLAYA FESTIVAL 2018>ではトップバッターを務めました。その際の彼らのパフォーマンスの様子はこちらをご参考ください。

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力の抜けた雰囲気と特徴的なフロウがとっても心地よいLEGIT GOONSの楽曲ですが、なんだか夏っぽい曲が多いということもその特徴の1つ。今回は中でも、これからの季節が楽しみで仕方なくなるMVをご紹介。他の楽曲にも言えることですが、抜群の映像センスにも注目です。

리짓군즈 (LEGIT GOONS) – Surf Shop MV

少数精鋭 OSAMARI(OSA)

ここでLEGIT GOONSと合わせてご紹介したいのが、Qwala、Frogman、Walter、Slick O’dmarからなるクルー OSAMARI(OSA)

LEGIT GOONSとはかなり親交が深く、<군사마리(グンサマリ)>というライブを共催したほど! さらに、LEGIT GOONSの映像メンバーCockyはOSAMARIのMVも撮影していることもあり、まさに兄弟のような関係性が伺えます。

楽曲はLEGIT GOONSにブラックな要素を足したイメージで、音数が少ないビートの中でスキルフルなラップが光ります。

ここでは、2016年、大阪で撮影されたかなりドープなMVをご紹介。

[M/V] 오사마리 – 왔다 (Comin’ At Ya)

OSAMARIは、ソウル市内の合井洞(ハプチョンドン)にて、90WAVEという超オシャレな古着屋さんも経営。ソウルに遊びに行く機会がある方はぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。

全てが圧倒的! VMC

2011年にDeepflow、Babynine、Wutan、VENなどが結成したヒップホップクルー。

2014年には本格的にレーベルとして立ち上げ、現在はラッパー、プロデューサー、ボーカル、DJなど総12人のミュージシャンが所属、活動しているヒップホップ集団。

個人としての活動も多く、多方面で活躍中のVMCですが、なによりもその見た目とサウンドに表れる圧倒的な「男臭さ」でコリアンヘッズを魅了してきました。

VMC – 악당출현 (The Villains) M/V 2016 (ENG, 中國語, 日本語 subtitle ver.)

MVを観てみると、まずはクスッと笑ってしまうほどの「怖い人たち」感。でも意外にもふざけた集団だということが徐々に見えてきます。間違いないトラックとリアルヒップホップな雰囲気に対する彼らのギャップに注目してみるのも楽しいかもしれません。

唯一無二のハイセンス集団 8BALLTOWN

ミュージシャン、ペインター、DJのKIRINを中心とし、SFC.JGR、PLASTIC KID、ダンサーチーム・YOYOらが所属。こちらはヒップホップというよりはR&B要素がかなり色濃く出ているクルーです。

昔の韓国メロドラマの映像とその挿入歌をサンプリングした楽曲をアップしたり、そもそもダンサーがクルーにいたりなど、少し変わった面白いことをやっている人たちで、まさに韓国では唯一無二の存在と言えるでしょう。

ここでは、中心メンバー・KIRINのポップで爽やかなサマーチューンをご紹介。ホームビデオの質感によって夏のエモさが身に染みる、まさにセンスの塊のようなMVには脱帽です……!

KIRIN – SUMMER HOLiDAY(’97 in Love)

さらにKIRINは、80’s,90’sへの異常愛が生み出した日韓ラップユニット theFunkluvとしてあのZEN-LA-ROCKとのコラボも。コンセプチュアルな楽曲、映像に注目です。

ZEN-LA-ROCK × KIRIN 【MV】 『PURPLE JACK CITY』

映像だけでなく、ホームページやアートワークも可愛いので気になった方はぜひチェックしてみてください。

いかがでしたか? 韓国ヒップホップシーンにはまだまだたくさんのクルーが存在しています。それぞれお気に入りのクルーを見つけて、さらにドップリとK-HIPHOPの深みにハマってみるのも悪くないかもしれませんよ。

嶋田 汐

嶋田 汐

Qetic編集部

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