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2017年に5作目となる待望のアルバム『プレイ・デッド (Play Dead)』をリリースするミュートマス(Mutemath)。デビュー以来<サマソニ>での来日や単独公演を行ってきたミュートマス。そんな彼らの最新作をより堪能できるよう、彼らの軌跡を『ミュートマス』、『アーミスティス』、『オッド・ソウル』、『ヴァイタルズ』これまでリリースされたアルバムの順に辿る。

強力な新譜が目白押しの2017年秋、あれこれもチェックしなくちゃと目移りしている音楽リスナーは多いと思うが、「聴かなきゃリスト」に忘れずに追加してほしいのがの新作『プレイ・デッド』だ。

2008年の<サマーソニック>で初来日を果たしてからは4年連続で毎年夏フェス出演や単独公演を敢行。圧倒的なパフォーマンスで最強のライブ・アクトとしてここ日本でも根強い人気を誇りつつも、2011年の単独公演を最後に来日はしばらくご無沙汰。本稿では彼らのヒストリーを振り返りつつ、バンドの魅力が爆発した新作『プレイ・デッド』を紹介したい。

ミュートマス新作『プレイ・デッド』までの歴史

ミュートマス、最先端音楽シーンを汲む『オッド・ソウル』×『ヴァイタルズ』な新作『プレイ・デッド』への道のり music_mutemath_2-700x876

デビュー・アルバム『』リリース

バンドが結成されたのは2003年。それまで活動していたミクスチャー・バンド=アーススーツが解散し、より自由なスタイルの音楽をやりたいと考えていたポール・ミーニー(Vo)がダレン・キング(Dr)と実験的にスタートしたプロジェクトだった。

ほどなくして初代ギタリストのグレッグ・ヒルが合流ししばらくは3人組として活動していたが、2006年のファースト・アルバム『ミュートマス』のリリース前にアーススーツの元メンバーだったロイ・ミッチェル・カルデナス(Ba)が加入。初期4人のメンバーが固まったが、あくまで「ミュートマス」はポールとダレン2人が作った音楽で、グレッグとロイはその演奏役として参加するというスタンスであった。

その後バンドは米〈ワーナー〉との配給契約を結び、『ミュートマス』は2007年に再リリース。逆再生なのにきちんと演奏して見えるという“Typical”のビデオは低予算作品ながらそのアイディアが絶賛され、グラミー賞のMV部門にノミネートされるほどの評判となる。またこの曲はサビの伸び伸びとしたヴォーカルが歌唱力をアピールしやすいことから、アメリカの人気オーディション番組の本戦で候補者が歌ったことでも注目を集めた。それほど“Typical”はキャッチーで、シンプルながら完成されたポップ・ソングとしての魅力があった。

Mutemath – Typical (Video)

またこの年、バンドは映画『トランスフォーマー』のサウンドトラックに参加。1987年に放送されたオリジナル・アニメ版の“トランスフォーマーズ・テーマ”をミュートマス流に料理して提供している。

初来日となった2008年の<サマーソニック>はベースのロイが都合により欠席、代役を立ててのステージだったものの、カオティックなようで必ず美しく着地する高い演奏力と目を見張る圧倒的なパフォーマンスに、その場にいた誰もが一気に彼らの虜になった。私自身、ライブ終了後、隣にいた友人に「信じられないくらい良かったよね?」と呟いてあとは放心していた記憶がある。

2作目『アーミスティス』をリリースし初の単独公演

翌年8月バンドは2作目『アーミスティス』をリリース。メンバー4人全員が曲作りに参加するようになったことでプレイヤー/ソングライターとしての個々の個性が激しく衝突した結果、バンドは精神的に解散寸前まで追い込まれたというが、バンドとしてのグルーヴの骨太さは前作より格段にアップした。

シングル“Spotlight”は映画『トワイライト』シリーズのサウンドトラック『トワイライト~初恋~』にも収録され、ティーン女子を中心に一大ムーヴメントとなった同映画のファンにもアピール。アルバムのリリース直後には2年連続で<サマーソニック>に出演し、東京ではマリン・ステージの2番手として登場。スタジアムでも見劣りしないダイナミックなパフォーマンスで観客を沸かせた。また11月には初の単独来日公演も実現。このツアーはバンドにとっても非常に満足度の高いものになったそうで、彼らは後日東京での“Spotlight”を思い出深いシーンとしてYouTubeで公開している。

Mutemath – Spotlight [Live]

メンバーの脱退を経てリリースされた『オッド・ソウル』

2011年、彼らに転機が訪れる。『アーミスティス』のツアー終了後、グレッグが脱退。バンドは新ギタリストを迎えず、ロイがベースとギターを兼任する形で新作の制作を続けることになるが、これがサウンドの方向性に影響した。

ヒップホップにハマった後、父親のレコード・コレクションからポリスなどのクラシック・ロックを知り同時にレディオヘッドなど革新的な現代のロックにのめり込んでいったポール。

教会の音楽隊に参加しながらジャズを知り、またUSインディ・ロック・シーンにも目を向けていたダレン。

ミュートマスの曲作りの核であったこの2人のセンスに、レッド・ツェッペリンなどのハード・ロックからミーターズやスライ&ザ・ファミリー・ストーンといったファンクまで、あらゆるクラシック・ロックに造詣の深いロイの持ち味が大幅に加わった。

こうして完成したのがサード・アルバム『オッド・ソウル』である。

ギター・ドリヴンな『オッド・ソウル』の曲をライブで演奏するにはやはりギタリストの存在が必須であったため、2011年の夏に新メンバーのトッド・ガマーマンが加入。実は彼がバンドに誘われたのは<サマーソニック>出演の直前だったため、それに間に合わせるため短期間で猛練習したという。

かくして新体制の顔ぶれが揃い、ミュートマスは再び4人組として歩み出した。同年11月には再び日本ツアーが実現。完売満員の渋谷AX公演は彼らが拠点とするニューオーリンズ・マナーに則り、バンドが客席後方の扉から登場して会場をマーチングしながらステージに上がるという演出でオーディエンスを驚かせた一幕もあった。

中嶋友理

中嶋友理

ライター

1985年生まれ。2007年より雑誌「クロスビート」編集部に在籍。2012年からフリーランスの編集者/ライターとして活動中。青春ど真ん中の音楽はパンク、エモ系。ライター人生をかけて推してるバンドはミュートマス。他方面ではマヤ文明考古学とアンソニー・ホプキンスを愛しつつ、生まれ変わったらジェダイになりたい。

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