幻の一夜＜NOBODY＞が大晦日に心光院本殿で開催｜Seihoによる6時間のスペシャルロングパフォーマンス

11月某日、ある日の渋谷の一角におでん屋、DJ、アート、着物など様々な要素が混ざり合った幻の一夜＜NOBODY＞が開催。一夜限りと思われたイベントが、この大晦日に復活する。

Seihoによる6時間のスペシャルロングパフォーマンス

今回の舞台は、東京を代表するシンボル、東京タワーの麓に佇む浄土宗の心光院。新年の幕開けを記念して、2019年のすべての煩悩を除夜に乗せて解脱するべく、Seihoによる6時間に及ぶスペシャルロングパフォーマンスが、除日から初日の出まで決行される。

テーマは、＜NOBODY＞による「除夜の鐘」の再解釈。欲望、怒り、執着、妬み、恨み。仏教では、人には108もの煩悩があると考えられてた。その煩悩を祓うためにつく除夜の鐘の回数は、108回。除夜の鐘には、僧のように厳しい修行を積んでいない一般の人々の心の乱れさえも祓う力があるとされ、今日まで大晦日の儀式として続いてきた伝統との融合を果たす。

本堂内部をライトアップ

心光院境内には国登録有形文化財の表門と本堂があるが、今回は＜NOBODY＞開催に合わせて、特別に通常非公開の本堂内部をライトアップ公開。心光院に古く伝来している本尊は、日本で唯一光背にステンドグラスをもつ、優美な阿弥陀如来坐像。堂内に流れる音楽とともに、ゆっくり鑑賞しよう。

また、表門と庭園もライトアップされ、境内の港区登録文化財の「お竹大日如来の流し板」を祀る於竹堂、また現世利益の象徴として親しまれる竜王堂も参観可能とのことだ。＜NOBODY＞と共に輝く一夜限りのパフォーマンスや飲食、そして滅多に見られない本堂のライトアップを堪能しよう。

すべての煩悩から解脱する6時間。過ぎ行く一年を振り返り、来たるべき新年が素晴らしい年であるよう、あなたらしい一年の出発を。