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PR Presented by Hostess Entertainment

2月25日(土)、26(日)日に行われる<Hostess Club Weekender(ホステス・クラブ・ウィークエンダー )>にピクシーズ(The Pixies)、ザ・キルズ(The Kills)、MONO、リトル・バーリー(Little Barrie)、レモン・ツイッグス(The Lemon Twigs)、コミュニオンズ(Communions)らとともに出演が決定している南ロンドンの5人組サイケデリック・バンド、ピューマローザ(Pumarosa)の魅力とは?

2月25日(土)、26日(日)に開催される海外のインディ・ミュージック好きには恒例のイベント<Hostess Club Weekender>の17年第1回目は、ピクシーズやザ・キルズ、MONO、リトル・バーリー、レモン・ツイッグス、コミュニオンズなど、世界各地のバンドに焦点を当てたラインナップ。中でもサイケデリックなバンド・グルーヴと紅一点イザベル・ムニョス・ニューサムの浮世離れした声の存在感で注目を集める南ロンドンの5人組ピューマローザ(Pumarosa)は、イベントの「早耳リスナー枠」としていち早くチェックしたい存在だ。

その最大の魅力は、長距離走者のようにじわじわと盛り上がっていくエネルギッシュなバンド・グルーヴ。英国サイケといえば最近はテンプルズのようにストライドの大きなグルーヴを想像するかもしれないが、この5人の音楽にはむしろ緻密に音を重ねて爆発点に辿りつくような雰囲気がある。15年末にリリースされた“Priestess”は、各メンバーのタイトな演奏やカウベル、ジョン・トモヤ・フォスターのサックス、そしてシャーマンのようなイザベルの歌声がゴス風味のシンセと共に約7分かけてクライマックスに登り詰めるサイケデリック・サウンドで、英NMEはその魅力を「間違いなく必殺の曲」と表現。昨年テキサス州オースティンで開催されたインディ見本市<>の1日目に出演すると、「思わぬ大穴」「SXSWで観た中で最高のバンド!」と業界関係者やメディアの間で話題になった。

とはいえ、バンドの結成は偶然の出来事がはじまりだったそうだ。当時別々に活動していたボーカルのイザベルとドラムのニコラス・オーエンが友人に誘われバンドのリハーサルに向かったところ、その友人が現われず、残された2人が気投合してパンク・デュオとして楽曲制作をスタートさせた。

英国サイケの新星、ピューマローザ。<ホステス・クラブ・ウィークエンダー>で来日する彼らの”底なしのグルーヴ”とは PUMAROSAEDITEDHIGHRES-107-of-195-700x467

その後、フルタイムで活動に打ち込めるメンバーを探して前述のトモヤ、ヘンリー・ブラウン、ジェームス・ネヴィルが加入。15年にはフランツ・フェルディナンドやブロック・パーティー、バット・フォー・ラッシーズらの仕事で知られるダン・キャレイが手掛けたデビュー曲“Priestess”を英レーベル〈チェス・クラブ〉から発表。同じく〈チェス・クラブ〉からの2ndシングルでは“Cecile”がHype Machinesのチャートで4日間1位を獲得し、16年からはグラス・アニマルズと共に北米ツアーも行なった。現在は英名レーベル〈フィクション〉と契約。ザ・ビッグ・ムーンらとともにデビュー作が待たれている。

Priestess

Cecile

今回リリースされる『ピューマローザEP』は、これまで発表したシングル3曲とデモ音源1曲を収録した配信/アナログ限定の『Pumarosa EP』に、ロンドンのシュラによる“Priestess”のリミックス&追加曲2曲を加えた日本独自企画EP。

アートワークはイザベルによるもので、ライブ会場で彼らの楽曲に耽溺する観客の姿を思わせるイラストが描かれている。MVの振り付けをイザベルの妹が行なったという現時点での代表曲“Priestess”はもちろんのこと、イザベルがイギリスの映像作家アダム・カーティスの政治ドキュメンタリー『Bitter Lake』にインスパイアされて作曲した2曲目“Honey”やVRを題材にしたMVも話題になったサイケ・チューン“Cecile”など、シングル曲はすべて網羅。

“Honey”でイザベルが参照した『Bitter Lake』はエジプトのグレートビター湖(Great Bitter Lake)でのルーズベルト米大統領とサウジアラビアのアブドゥルアズィーズ国王との会談を起点に後の混沌や割り切れない真実を描く政治ドキュメンタリーで、この辺りにも彼ららしさが窺える。

Pumarosa – Honey

4曲目のデモ曲“Sinking Heart”は本国版EPにも収録された“Honey”のカップリング。ロンドンのシュラによる“Priestess(Shura Remix)”は、エレクトロニックな音像とストーン・ローゼズにも通じる大車輪グルーヴでどっしりとしたフロア・マナーの楽曲に仕上がっている。日本独自のオリジナル曲としては、“Priestess”のアナログ盤のB面に収録されていた7分越えの“Original Sinna”と、“Cecile” のアナログB面曲“Hatched And Cross Hatched”を追加収録。それぞれ「ディープ」「トライバル」と雰囲気は違うものの、非ロック的な要素も取り入れたグルーヴの魅力がよく伝わるものになっている。

Pumarosa – Priestess (Shura Remix)

どの曲にも言えるのは、各メンバーのグルーヴが緻密に重なり合い、時を忘れてその中に耽溺したくなるダイナミックな音の波が生まれていること。粒の立ったメロディを潜ませつつも、むしろメンバーによるインプロヴィゼーションを重視して、じわじわと感情を揺さぶっていく彼らならではの魅力がぎっしり詰まっている。

これまでのシングルをまとめたEPのため、作品全体に特定のストーリーやテーマがあるわけではないものの、それがむしろメンバー5人の演奏の癖や個性を際立たせ、ライブでの魅力を浮き彫りにするような雰囲気もある。2月末の<Hostess Club Weekender>では、“Priestess”の《You dance, you dance, you dance》というリフレインが早い時間帯のピークタイムを作ってくれるはず。まずはこのEPで、彼らの底なしのグルーヴにずぶずぶとハマってみてはどうだろうか。

EVENT INFORMATION

Hostess Club Weekender

2017.02.25(土)、26(日)
OPEN 12:30/START 13:30
新木場スタジオコースト
25日(土):Pixies、MONO、Girl Band、Pumarosa
26日(日):The Kills、Little Barrie、The Lemon Twigs、Communions

Hostess Club Weekender オフィシャルサイト Hostess Club WeekenderのSpotifyプレイリストはこちら!

RELEASE INFORMATION

ピューマローザ EP

ピューマローザ

オフィシャルサイト

杉山仁

杉山仁

ライター

乙女座B型。07年より音楽ライターとして活動を始め、Hard To Explain~CROSSBEAT編集部を経て、現在はフリーランスのライターとして活動中。2015年より、音楽サイト『CARELESS CRITIC』をはじめました。こちらもチェックしてもらえると嬉しいです。

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