④ とにかく動きやすい洋服で行くべし。Tシャツの替えは現地調達で。
もち、Tシャツにスニーカーがベスト。特にスニーカーは、途中2ステップで一緒に踊れるようにグリップの利きそうなラバーを選び、途中ダイブしても靴が脱げないように紐はぎゅっと結ぶべし。笑うことなかれ、ライヴの転換中、「私の靴の片方知りませんか～？」、「靴、片方あるけど、誰の～？」なんて場面もよく見かけるのだよ。パンツも動きやすく暴れやすいように、ちょっとオーバーサイズのものがおススメ。但し、ベルトはギュっと締めておくべき。Tシャツは、もちろんライブ前に、イベントTシャツか、お目当てのバンドのTシャツを開演前に現地調達せよ。なかでもやはりおススメは⑦のイベントTシャツだ。
⑤ 郷に入れば郷に従え。とりあえずLOUD系ファッション等で行くべし。
ライブが始まると、フロアの至る所で現れるモッシュピット。そこではみんなが楽しそうに、時に回ったり、時に身体をぶつけ合ったりとコミュニケーションやライブの共同体感、そしてその輪の中特有の仲間感が生まれたりする。そんなハードなコミュニケーションの中では、余計な装飾物は不要。ふっとばされて紛失してしまうのがおちだ。なのでQeticでは、なるべく軽装の参戦スタイルで挑むことをおススメする。④のスタイルと手首にはラバーリストバンド程度。ピットで暴れてて、他のキッズに傷をつけたりしないためにも、スタッズ類はご法度だ。Tシャツも黒系率が多いのもポイントだ。
モッシュピットって何？ って人はこの動画で一発でわかるゾ！
⑥ 大きなハコでのハードコアダンス＆モッシュを楽しむべし。
⑤にも書いたけど、モッシュピットの中で暴れるのは、少々荒っぽいけど、不思議な共有感と爽快さがある。但し、むやみやたらと行うんじゃなく、流れやポイントを見て参加すべし。ピットの輪の速度や身体をぶつけ合うタイミング。中には、テコンドーモッシュやウィンドミルといって、テコンドーの型を用いて暴れたり、両腕をぐるぐる回し暴れる人もいるけど、距離を置いていたり、そこに自分もなんて入って行かなければ大丈夫。逆にその見事な芸術性すらあるダンス越しにライブを観るのも一興だ。
また、「ウォールオブデス」という、フロアを真ん中を境にモーゼの十戒よろしく分けて、合図でぶつかり合う場面もあるけど、初心者が真正面からいったらアウト。楽しむのなら、肩で受け止める程度か、背中からぶつかるようにしよう。もちろん、ダイブしたい人がいたら、みんなでフォローしてあげ、所々で現れる肩車も、してあげるといい。ただし、周りに倒れた人がいたら、即座にスペースを空け、瞬時に助け起こしてあげよう。そうそう、バンドと一緒にシングアウトする。これは不可欠。ホント、一緒に参加している。そんな気分が味わえるから。
⑦ なかなかゲットできないグッズ。その出会いを無駄にしないようグッズ代は子豚の貯金箱にためておくべし。
当日の楽しみの一つは、参加アーティストの最新グッズを装着し、このフェスに臨むこと。なので、当日は物販物を買い～着替え～ライブ参戦できるぐらいの余裕を持っての来場をおススメする。そんな物販物の中でもマストバイと言えば、やはりこのフェスでしか買えないイベントグッズと言えよう。もちろん今年もそれらをご用意。キャップとTシャツ3種類が当日は販売される。そして、そのグッズに身を包んでいるモデルは、でんぱ組.incの最上もが嬢。自身もTwitter上でラウド系が好きと公言しておりその御縁で着用してもらったとか。Tシャツのデザインは海外のデスメタル系のCDのアートワークや国内でもBABYMETAL、FACT、NAMBA69等を手掛けているデザイナーの江川敏弘氏が担当。どれもとってもイーブルで、全面プリントに近いぐらいの大きさで迫ってき、インパクトも合わせイベントを体現しているものばかりだ。
⑧ この貴重なハードコア祭りを会場の隅から隅まで楽しむべし。
転換中とは言え油断は禁物なのが、このフェス。今年はその転換中のDJとして、日本発のBass Music Bandとして今話題のTHE GAME SHOPが場を盛り上げる。このTHE GAME SHOPは、UK Bass Musicシーンから多大な影響を受け、ドラムンベースやダブステップ、グリッチホップ等を取り入れ、更に独自のスタイルで8bitやGameSoundを駆使した新感覚Digital Rock Band。自身のライブはもとより、これまで多くのクロスオーバー的なフェスに参戦し、各所を湧かせてきた。転換中に見せる独自の音楽性、こちらも是非体感して欲しい。
⑨ 街中では滅多に遭遇できないメタルコア／LOUD系ファン。せっかくなので仲良くなるべし。
ここのところラウドロック系アーティストTを着ている人も、多く見かけるようになったが、今は冬ということもあり、上からはなかなか判別しづらく、いたとしてもなかなか声もかけづらい。しかし、ご安心を。このフェスに集まってくるのは、当然あなたと同じ、ラウドロックやエクストリームメタルが好きだったり、興味を持って集まってきた人たちばかり。多くの人は友達を欲しがっていたり、その場で共に感動を共有したがっているに違いない。是非この機会に声をかけてみてはいかがだろう。次に出るバンドについての情報を教えてもらったり、他にどんなバンドを観たり、聴いたりした方がいいか等、このコミュニケーションを経て、また色々と興味を沸かせてくれるし、次のライブは一緒に来れるかもしれない。是非、現地でお仲間を作り、感動を共有しよう。
⑩ 前日のREDBULLとの合同企画から参加すべし。
で、是非このフェスと共に参戦してもらいたいのが、前日にタワーレコード渋谷地下1階の「CUTUP STUDIO」で行われる＜Red Bull Live on the Road× Scream Out Fest 2014 KICK OFF PARTY＞だ。こちらは日本国内の若手ラウドロック、スクリーモ、ピコリーモバンドが4バンド＋シークレットバンドで登場。
NEW BREED
THE TWISTED HARBOR TOWN
まずは、エレクトロニカを基調にメロディアスでヘヴィーなサウンドの融合のパイオニアとして数多くの後進バンドに影響を与えてきたNEW BREED。激しく畳み掛けるサウンドにピアノ、ストリングス、フルート、鉄琴等、クラシックな要素を融合させ唯一無二の世界観を確立しているTHE TWISTED HARBOR TOWN。アニメやヲタカルチャー、そしてメタルやラウドロックとの融合が魅力の京都発ヲタイリッシュ・デス・ポップ・バンド、キバオブアキバが参戦。また、＜REDBULL LIVE ON THE ROAD 2012＞にてファイナリストにまで登りつめたASHLEY SCARED THE SKYが新たにモロッコ系ハーフのシャウト・ヴォーカリストIsamを迎え、MAKE MY DAYとして出演する事も発表された。次のシーンの台頭を今からチェックするチャンスだ。さらにこれからスペシャルゲストの参戦もあるそうなので気が抜けない！ もちろん、ここでも上記の項目の幾つかを実践し、よりリア充するのも良し。
と、まあ、駆け足で紹介してきたこのフェスと参加を楽しむための10か条だが、この10のポイントを実践すれば、ただのライブ観戦以上により楽しく体感できることを約束しよう。ライブ終了後に、そのウェアを見、出来たアザを見返し、作った仲間たちと、“楽しかったぁ…”“来年もまた、みんなで行きたい！！” と、ニヤニヤ顔で同フェスを思い返しているあなたの顔が浮かんでくる。さぁ、まずは参加、そして実践だ！ 見る前に跳べ！！ 会場で待ってる！！
（all text by 池田スカオ和宏［LUCK’A Inc.］）
Event Information
SCREAM OUT FEST 2014
2014.02.09（日）＠新木場スタジオコースト
OPEN 15:30／START 16:30
ADV ￥6,500（前売り特典付き！）／DOOR ￥7,500（共に1ドリンク別）
LINE UP：THE DEVIL WEARS PRADA、Periphery、Fear, and Loathing in Las Vegas、CRYSTAL LAKE、HER NAME IN BLOOD、THE WORD ALIVE、DJ：THE GAME SHOP
※前売りがSOLD OUTの場合は当日券販売はございません。
※未就学児（6歳未満）のご入場をお断りさせていただきます。
TICEKT：チケットぴあ（Pコード：213-854）、ローチケ（Lコード：78236）、イープラス
INFO：クリエイティブマン（03-3499-6669）
主催・企画：TRIPLE VISION entertainment
運営・協力：クリエイティブマンプロダクション
Red Bull Live on the Road× Scream Out Fest 2014 KICK OFF PARTY
2014.02.07（金）＠タワーレコード渋谷店B1F 「CUTUP STUDIO」
OPEN 18:00／START 19:00
TICKET ￥2,500（1ドリンク別）
LINE UP：NEW BREED、THE TWISTED HABOR TOWN、キバオブアキバ、MAKE MY DAY and more…
TICKET：チケットぴあ（Pコード：220-721）、ローチケ（Lコード：76535）、イープラス
※未就学児（6歳未満）のご入場をお断りさせていただきます。
INFO：クリエイティブマン（03-3499-6669）
主催・企画：TRIPLE VISION entertainment／レッドブル・ジャパン
協力：クリエイティブマンプロダクション
