現在81歳にしてますます気炎をあげる世界的作曲家・冨田勲の最新アルバム2タイトルのリリースが3月19日(水)に迫る。
宮沢賢治の音宇宙を初音ミクとのコラボで描いて大きな話題となった『イーハトーヴ交響曲』の待望の映像パッケージ化と、TOMITA70年代黎明期の傑作シンセサイザー・アルバム『展覧会の絵』の2014年版となるアルティメッド・エディション(SACD)の2タイトルが同時発売となるが、この両者のアートディレクションを手がけるのは、現代美術家にしてライヴ・ストリーミング・チャンネル「DOMMUNE」の主宰である宇川直宏だ。
かねてから「DOMMUNE」の放送に定期的に冨田を起用し、電子音楽界の始祖である「TOMITA」の2010年代での再ブレイクを牽引してきた宇川が、満を持して冨田の重要作である2つのアルバムのアートワークを手がける形となった。
『イーハトーヴ交響曲』のブルーレイ・ディスクのジャケットは、ソニーのエンタテインメントロボット「AIBO」のコンセプトデザインや、エアロスミスの『Just Push Play』のCDジャケットイラストを手がけた世界的アーティスト空山基氏のイラストと宇川によるコラボレーションが実現。
初音ミクとともに、岩手山と地球、さらに往年のTOMITAロゴが配されたこの宇宙的なイメージは、イーハトーヴ交響曲が生み出した新たな創作の連鎖の賜物である。冨田勲のオフィシャルHPでは、ジャケット写真に加え『イーハトーヴ交響曲 Blu-ray』ダイジェスト映像も公開された。
鮮明な映像でミクの歌い踊る姿、さらにブルーレイパッケージ用に特別に挿入された、デジタル・ファイン・アーティストKAGAYAによる幻想的な『銀河鉄道の夜』のアニメーションが、音楽と合わせて展開されるさまなどがチェックできる。
冨田勲は、タワーレコードの意見広告シリーズ「NO MUSIC,NO LIFE?」ポスター最新版にも登場。このタワー名物シリーズにおいて、これまで登場した人々の中では最高齢のアーティストとなる。2月15日よりタワーレコード全店およびTOWERmini店頭にて順次掲出される。
Release Information
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