東海〈RC SLUM〉のオリジナルメンバー・YUKSTA-ILLが新レーベル〈WAVELENGTH PLANT〉を設立。三重の地元エリアにフォーカスしたシングル“FIVE COUNT”を配信開始した。

新レーベル〈WAVELENGTH PLANT〉

15年の歴史を誇る名古屋を拠点とした東海地方のアンダーグラウンドレーベル〈RCSLUM RECORDINGS〉のオリジナルメンバーであり、2010年代中盤から後半にかけて全国的に注目を浴びたNEO TOKAIムーブメントの中心人物でもあるYUKSTA-ILL。彼の地元、三重県鈴鹿・四日市周辺の地域性、そこから形成される音楽性を全国へダイレクトに届ける為に設立されたのが、新レーベル〈WAVELENGTH PLANT〉となる。

YUKSTA-ILLが新レーベル〈WAVELENGTH PLANT〉を設立|三重の地元エリアにフォーカスしたUCbeatsプロデュースのシングルを配信開始 music230301-yuksta-ill-2

自分が一体何故、鈴鹿に住みながらも名古屋に拘っているのか?
仲間や友達が沢山いるのも大きな理由の一つではあるのだろうけれど、それがここでの答えではない。
全国発信を安易にする。自分の名をさらに上げる為。これらは大きな街に身を置く理由にはなるのだろうけれど、なんか違う。
きっとそれは自分がやってきた事を最終的に地元へ還元したい、と言う想いが脳裏の片隅に必ずあったから。

〈WAVELENGTH PLANT〉HP

皮切りに同郷のビートメーカーUCbeatsがプロデュースするシングル“FIVE COUNT(WAVELENGTH PLANT ver.)”が本日より配信スタート。間もなくリリースされる自身4枚目のフルアルバムへ繋がる内容の1曲となっている。

YUKSTA-ILL “FIVE COUNT(WAVELENGTH PLANT ver.)” Teaser

三重県鈴鹿の街と人たちを空高く掲げる。自由なビートの上で街と道のことをRAPする。
 
自らのプロダクションWAVELENGTH PLANTを立ち上げたNEO TOKAIのTHE BEST&DOPEST MC、YUKSTA-ILLの2023年最初の楽曲は、鈴鹿のシンボルビルディングであるゑびすビルにスタジオを構えるUCbeatsのアブストラクトで美しいサウンドの上を、時と道を飛び越えながら言葉を弾ませ回して行く。YUKSTA-ILLのこれから伸びて行く路とその背中にあるものをこの曲は雄弁に語っている。THIS IS HIP HOP。

YUKSTA-ILLが参加した作品をまとめたプレイリストが公開

今回のタイミングに合わせてYUKSTA-ILL自身のセレクトによる客演作品等、これまでにリリースされたソロ音源以外のプロジェクトをコンパイルしたプレイリスト「YUKSTA-ILL WORKS」を公開している。

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YUKSTA-ILL
三重県鈴鹿市在住、その地を代表するRAPPER。
バスケットボールカルチャー、SHAQでRAPを知り、何よりALLEN IVERSONからHIP HOPを教わる。
「CLUBで目にしたRAPPERのダサいライヴに耐えきれずマイクジャックをした」
「活動初期のグループB-ZIKで制作したデモを鈴鹿タワレコ内で勝手に配布しまくっていた」
という衝動を忘れることなく、スキルの研鑽と表現の追求、セルフプロモーションを日々重ねる。
2000年代後半はUMB名古屋予選で2度の優勝を果たし、長い沈黙と熟考を経てMCバトルへの参戦を2022年末より解禁。
地元で「AMAZON JUNGLE PARADISE」と称したオープンMICパーティーを平日に開催。
”RACOON CITY”と自称する地元の仲間達と結成したTYRANTの巻き起こしたHARD CORE HIP HOP MOVEMENTはNEO TOKAIという地域を作り出した。そのトップに君臨するRC SLUMのオリジナルメンバーであり最重要なMCとして知られている。
RC SLUMの社長ATOSONEと共に2009年に「ADDICTIONARY」と題されたMIX CDをリリース。
立て続けに2011年にはP-VINE、WDsoundsとRC SLUMがコンビを組み1stアルバム「QUESTIONABLE THOUGHT」をリリース。その思考と行動を未来まで広げていく。
2013年にはGRADIS NICE、16FLIP、ONE-LAW、BUSHMIND、KID FRESINO、PUNPEEと東京を代表するトラックメーカーとの対決盤EP「TOKYO ILL METHOD」をリリース。YUKSTA-ILLのRAPの確かさを見せつける。
NEO TOKAIの暴風が吹き荒れたSLUM RCによるモンスターポッセアルバム「WHO WANNA RAP」「WHO WANNA RAP 2」を経て、2017年には2ndアルバム「NEO TOKAI ON THE LINE」、2019年にはダメ押しの3rdアルバム「DEFY」をP-VINE、RC SLUMよりリリース。さらなる高みへと昇っていく。
OWLBEATS、MASS-HOLEとそれぞれ全国ツアーを敢行し、世界を知り、自身をアップデートしていく。
RAPへの絶対的な自信があるからこそ出来るトラック選び、時の経過と共にそこへ美学と遊び心が織り込まれていく。
ISSUGI, 仙人掌, Mr.PUG, YAHIKO, MASS-HOLEと82年のFINESTコレクティブ”1982S”のメンバーとしてシングル「82S/SOUNDTRACK」を2020年にリリース。
世界を覆ったコロナ禍の中「BANNED FROM FLAG EP」「BANNED FROM FLAG EP2」を2020年にリリース。ラッパーとは常に希望の光を灯す存在である。
2021年には自他共に認めるバスケットフリークであるRAMZAと故KOBE BRYANTに捧げる「TORCH / BLACK MAMBA REMIX」を7インチでリリースし、NBA情報誌「ダンクシュート」にも紹介される。
さらに同タッグはシングル「FAR EAST HOOP DREAM」をリリース。B.LEAGUEへの想いを放り込んだ、HIP HOPとバスケットボールの歴史に残るであろう1曲となっている。
 
”tha BOSS(THA BLUE HERB), DJ RYOW, KOJOE, SOCKS, 仙人掌, ISSUGI, Campanella, MASS-HOLE, 呂布カルマ, NERO IMAI, BASE, K.lee, MULBE, DNC, BUSHMIND, DJ MOTORA, MARCO, MIKUMARI, HVSTKINGS, BUPPON, Olive Oil, RITTO, TONOSAPIENS, UCbeats, OWLBEATS, DJ SEIJI, DJ CO-MA, FACECARZ,LIFESTYLE, HIRAGEN, ALCI, ハラクダリ, ILL-TEE, BOOTY’N’FREEZ, HI-DEF, J.COLUMBUS, BACKDROPS, DJ SHARK, TOSHI蝮, GINMEN, MEXMAN, DJ BEERT&Jazadocument, and more..”
 
HIP HOPだけでなくHARD CORE BANDの作品にも参加。キラーバースの数々を叩きつけている。
2023年、自らのプロダクションWAVELENGTH PLANTを設立。3月に鈴鹿のビートメーカーUCbeatsのプロデュースでシングル「FIVE COUNT」をリリースする。
その目の先にあるものを捉え、言葉を巧みに扱い、次から次へと打ち立てていく。YUKSTA-ILLはまだまだ成長し続ける。